
左「生茶玉露」、右「小岩井 バニラとエスプレッソ」、ボトルがお揃い
サントリーの「大紅袍」は別にするにしても、ちょっと高いペットボトル飲料が増えてきている。初めて「生茶」の玉露100%、「生茶玉露」のCMを見た時は、そんなので採算は合うのかと、かなり驚いたけれど、実際飲んでみたら、何と143円で265ml。要するに高いのだった。
で、味はというと、まあイケる。そのへんで適当に買ってきた煎茶(八女茶系)を水出しで冷茶にしたような感じで、ペットボトルとしては抜群に再現性が高いと思った。ペットボトルで茶葉から淹れた味に近いというのは、それだけで凄い事だと思う。量が350mlとちょっと多い伊藤園「プレミアムお〜いお茶」よりは確実に美味い。俺、伊藤園派だけど、これに関しては「生茶」の勝ちだと思う(価格も高いんだけど)。
ただ、伊藤園には190ml、120円の缶「お〜いお茶 玉露」があって、これから缶の金臭さを抜いたら、勝負になる気がする。甘味は伊藤園の方があるし。とはいっても、生茶が美味いと思ったのは、甘味を強調してないからなので、そのあたりは分からないか。
来週は、JTの高級飲料「ロゼ・フェスタ」を取材に行くのだけれど、これも300ml、150円。高級指向はお茶だけはないらしい。そのへん、取材するので何か分かるかもしれない。
で、今日、コンビニ見てて、キリンの「小岩井 バニラとエスプレッソ」(265ml、134円)というのを見つけて飲んでみた。ペットボトルの形が「生茶玉露」と同じなのね。プレミアム路線用ということかもしれないし、せっかく型を作ったから使い回したのかもしれない。いずれにせよ、この手の少量ペットボトルはまだ色々でるということなのだろう。伊藤園のも細身のボトルで、フルーツジュース系にも使われてたような気がするし、カルピスウォーターのプレミアムも量が少ないボトルだったような。
で、「小岩井 バニラとエスプレッソ」もそれなりに美味かった。ただ、こっちはバニラエッセンスの香りが強過ぎて、せっかくの小岩井の牛乳の味が引き立たない。エスプレッソ部分はそれなりに再現出来てるけど、缶コーヒーならではの、ちょっと鼻にツンとくる感じは消せていない。「生茶玉露」が偉いのは、ペットボトル茶に共通してある独特の酸味とか鼻に抜けるイヤな感じが、あまり感じられない事で、それだけでペットボトルを脱却したように思わせるのが、何とも凄い。
ただ、お茶飲料の場合、自分で淹れれば遥かに美味い、という事実からは逃れられないわけで、だからこそ缶コーヒーと同じく、お茶飲料として別の道を歩んでいたのだと思う。そこに、高級路線投入は、ちょっと自分で自分の首を絞める行為のようにも思えるのだ。「ロゼ・フェスタ」のような、高級サイダー路線は、家で簡単に作れるというものではないし、ちょっとアリのような気がするのだけど(まだ飲んでないから何とも言えないけど)、お茶の高級路線はどうなんだろう。
個人的には、嫌みがない味なので、ちょっと喉が渇いた時などに飲むのに買うとは思うけど、この味が、普通の500mlペットボトルで実現出来ないのなら、商品として不思議な感じにならないか。500ml、147円でも、茶葉で淹れる事を考えたら十分高いのだ。それを、簡便性と別物としての味でカバーしてきたわけだから。
とか色々言っても、外出先で飲むお茶に選択肢が増える事は良い事だと思う。いっそ、「生茶玉露」で2リットルボトルとか出してくれればいいのに。ちょっとした打上げとかで、爽健美茶とかサントリーの烏龍茶とかキリンの生茶とかばっかではなく、ちょっと贅沢な「生茶玉露」があると、パーティーのイメージが随分上がると思うけどなあ。
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