春のお昼の中国茶話会、無事終了

Sany1897
春のお昼の中国茶話会、ステージ上から

お台場は大観覧車のふもと、東京カルチャーカルチャーで行われた「春のお昼の中国茶話会」は無事終了しました、お手伝いスタッフの皆さん、平田さん、会場スタッフの皆さん、そして来て下さった方々、本当にありがとうございました。

当初、30人来てもらえれば成功、50人で大成功、そもそも100人とか来られても対応出来やしねえ、とか思っていたのが、蓋をあけると満員の大盛況。お茶会の個人的なテーマは、いつの間にか、100人に熱いお茶をきちんと届ける事は可能か、ということになって、タイムテーブル作ったり、スタッフの人数を考えたりしたのだけど、結果として、ほんと、スタッフの皆さんの優秀さに助けられて、そのテーマはクリア出来たと思う。終演後、「ちゃんと、お茶は熱かったです」と声かけて下さった方もいて、「ああ、もうこれで成功」と思った。嬉しかった。

細かい部分では、山ほどトラブルはあったし、至らない部分も多かったと思う。金銭的には赤字だし、お手伝いスタッフの方々へのお礼もろくに出来なかったし(せめて打上げの支払いくらいしたかったのだけど)、話そうと思って忘れてたネタもあるし、当日の朝、いきなり両足のふくらはぎがつって、とても痛い状態だったし、トーク中、俺も平田さんも言葉が出なくなった一瞬があったし、林檎ジュースが用意出来なかったし、紙ナプキン買い忘れてたし、喜楽亭のカレーを食べ損なったし、きちんとお茶出しの指示が出来なかった部分もあったし、まあ思い返せば反省点もキリがない。

それでも、「楽しかったです」「第二弾はいつですか?」「お茶も美味しかったです」とか言ってもらえたし、イベント自体、俺もとても楽しかったので、そんなお客さんとスタッフに甘えてしまおうと思う。今回初対面の方が多かったにも関わらず、スタッフ同士の連携がとても良かったのも嬉しかった。平田さんの、尽きない蘊蓄も面白かった。アンケートにいっぱい書いて下さったのも嬉しかった。物販コーナーが大盛況なのも感動した。

とりあえず、今は次回の事なんて考える気力もないけれど、いつか、また皆さんとお茶を飲みたいと思っています。ほんとうにありがとうございました。

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お茶会は不自然なのかも

Sany1895
海風號「東方美人」、とても甘い

鳥取にある万年筆博士という万年筆のオーダーメイドが出来る店に取材に行った。憧れの店の一つなので、かなりの興奮状態だったのだけど、そこで出して頂いたコーヒーが、その器も含めて、とても美味くて、気がつくと周囲は自分が好きなものだらけで、そうやって気がつくと、もうすっかりリラックスしてしまって、後はもう、ひたすら楽しく過ごして、気がつくと3時間30分の長丁場。最後に、またコーヒーを淹れていただいて、コーヒーと万年筆の相性の良さを思った。

東京に戻ると、「春のお昼の中国茶話会」の準備に関するちょっとしたトラブルが起こっていて、それは平田さんの素早い対処で俺が知った時には既に解決していたのだけど、まあ、実際のところ、このお茶会、とんでもなく準備に手間がかかっている。まあ、どうせなら面白いものにしたいという俺や平田さんの趣味から来ている大変さなので、それはそれで楽しくもあるのだけど。

「春のお昼の中国茶話会」は、前売りソールドアウトということらしく、本当に皆様ありがとうございます。当日券はよく分からないですが、これから行けそうだという人は、俺にメールか電話してみてください、どうにかなるかもしれません(駄目かもしれません)。で、そんな感じで準備をやってて、お手伝いしてくださるスタッフの方にも色々動いてもらってて、それもまた楽しいのですが(あるスタッフの方は「文化祭は準備が一番楽しい」と表現してくれました)、それでもふと考えてしまうのはしょうがないだろう。

バタバタと仕事の合間に海風號に寄って、設楽さんにも色々無理を言って協力していただいて、出していただいた東方美人を飲むと、これが美味い。万年筆博士でのコーヒー同様、美味いから、それでふっと我に返る感じで、そうやって我に返ると、お茶って、こんな風に飲むものなんだろうなあと思ってしまう。お茶会も楽しいけど、そのお茶会のための色々は、本来のお茶の楽しみから随分離れてしまうような気もするのだ。

とはいえ、お茶会の準備も楽しんでいるから、それはそれとして、本番は、お茶だけ出して、後のトークは、もうかなりグズグズになる可能性が高い。俺も平田さんも、お茶はそうやって飲むのが一番美味いと思ってて、二人とも大好きで、飲みたいからチョイスしたお茶を皆で飲むのだから、後はもうどうでもいいや、と思い兼ねない。そうやって、全体に自然な形のお茶会になるといいなと思っている。変に気張ったお茶会は、お茶に対して不自然なような気がするから(言い訳だなあ。

それはそれとして、かなり美味い茶葉とか、普通には手に入らない茶器とか、リーズナブルに放出したり、オークションしたりもします。お茶はチケット代の内です。お菓子も少しは無料です。追加のお茶請けは別途オーダー出来ます。テーブルのある、ゆったりした会場なので、リラックスして、俺と一緒にダラダラしてもらえればと思ってます。

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東京Culture Cultureのお茶

東京Culture Cultureのお茶
ホットの緑茶やウーロン茶が飲めるレストランバーは珍しいかも

お台場の大観覧車の隣にある、レストランバーとイベントホールが合体したようなスペースが東京Culture Culture。ここで行われた「駄目な文房具ナイト」を見に行った。色物文具でおなじみのきだてさんのコレクションに、文具王高畑さんと他故壁さんが突っ込むトークイベント。

雪にも関わらずチケットSoldOutの満席で、くだらない文具の数々に大笑いできる楽しいイベントだった。実は、ここで、平田さんとのトーク&お茶会をやるので、その参考にもなった。会場は、かなり広くて、全席テーブルなので、かなりゆっくりできる。文房具ナイトでは、トーク中でも食べ物や飲み物を自由にオーダーできるシステムだったので、さらにリラックスできた。良い会場だ。

ここでなら、かなり面白いお茶会が出来そうだと思うのだ。いくつかネタも思いついた。だらだらと皆でお茶飲むだけでも面白そうな会場だと思った。せっかく大きなスクリーンがあるから、それも有効利用したいし。茶杯問題もお茶請け問題もどうにかなりそうだし、後は内容とか、お土産とか考えないと。

それはそれとして、文具ナイト中に飲み物を頼んでて面白かったのは、メニューに緑茶、烏龍茶があるのだけど、言えばホットにしてくれること。ペットボトルのお茶なんだけど、温めてホットウイスキー用のグラスに入れてくれる。ちょっとしたサービスだけど中々嬉しいものだ。何か新鮮だった。雪降ってたから、温かいのは有り難いのだ。まあ、俺と平田さんでやるイベントでは、お茶は無料(というか入場料に込み)で配るんで、オーダーとかは出来ないと思うけど。

ほんと、意外に良い会場というか、こんなちゃんとした場所でイベントやっていいんだろうかとか考えたりもする。まあ、来てくれた人が、得したと思ってくれれば成功、みたいな感じで内容を詰めていこう。かなり贅沢な会場だし、遊び甲斐はあるなあ。

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トークショーなお茶会を考える

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こんなレジデンツみたいな、良く解らない感じが出せたらいいなあ

例のトークショーお茶会は3月22日、14時〜16時で行う予定。なので、色々と内容を考えているのだけど、これが難しい。何が難しいって、どんなお茶を飲んでもらおうかという部分。飲んでもらいたいお茶を全部揃えたら、チケット代が10000円でも足が出る。出来るだけ、入場料は安く抑えたいので、そのへんのバランスが難しい。

それでも、かなり美味しいお茶を揃える事は出来そうで、そこは期待してもらって良いのだけど(多分。まあ頑張ります)、そうなると、今度は茶杯が問題になる。紙コップ、プラコップでは、気分的にも味的にも良くないけど、100人来ちゃったら、こちらで茶杯を用意するというわけにもいかない。茶杯持ってきてね、ということにすると、持ってない人が来にくいし。

で、茶杯と言っても、飲ませたいと思っているお茶の都合上、あんまり小さいのだと、味が良く解らないと思うので、出来れば小さめのコップくらいの大きさは欲しいのだ。ゴクゴク、と飲めるくらいの。すりきりで120cc入るくらいのに、80〜100ccくらい入れて飲んでもらいたいと思ってる。なので、余計に茶杯は無い。どうしよう。

お茶を淹れるのは、有り難い事に、手伝うと言って下さる方もいて、どうにかなりそうなんだけど(ご連絡下さった方々、連絡は必ずしますので、もう少し待っててください)、そのための茶器は、少し詰めないと、スムーズなお茶入れが出来なくなりそう。お湯の問題とかね。

冷茶をいくつか仕込んでいくつもりにもしてるのだけど、持ち込むのは車がいるかも。車出せる方も募集するか。そう考えると、俺って凄く徒手空拳。何も持ってないなあ。

内容は、色々と考えてるけど、それもどうなるか。とりあえず、季節柄、緑茶の話はしようと思ってる。あと焙煎とジュース割りと冷茶と中国紅茶と大量に淹れたお茶が美味しいという実験あたりを考えてるけど、それは俺のネタ。平田さんのネタと合わせてから、調整しないと。

ということで茶杯(コップでいいんです)を提供して下さる器屋さん、お茶請けを提供して下さるお菓子屋さん、スポンサーになりませんか? 本気でご連絡お待ちします。

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トークショー茶会みたいなのやるんだけど企画とか考えてくれる人とか、お手伝いしてくれる人とかいませんか?

Sany1752
デカイ茶壺は活躍するかな

3月に、AllAbout中国茶ガイドの平田さんと俺がホストになって、100人くらいの規模でお茶会をやろうと思っている、というかやる。会場がしっかりした所なので、100人くらいでも余裕で入れるし、スライドショーみたいなことも出来るし、会費というか、チケット売る事になるんだけど、それも2000円くらいでやれそう。

ということで、今、どんな企画でやれば面白くて、来てくれた人に満足してもらえるお茶会になるかを考えている。とりあえず、お茶を飲んでもらおうと思っていて、そのへん、コンセプト的には「イヤだっと言っても飲ませてやるぜ」みたいな感じで、美味いお茶を用意しつつ、フルーツジュースと混ぜたりして(駄目ですか?そうですか)、バカみたいに、みんなで飲めればいいなと思ってる。

ただ、100人分の茶杯なんか無いしなあとか、お湯をどのくらい沸かせばいいんだとか、お茶請けはどうしようとか、問題も多い。茶杯に関しては、それこそ豊臣秀吉の北野大茶会みたいに、「手持ちの道具を持ちて参加せよ」とか言って、持ってきてもらうとか、このイベントオリジナルの茶杯を作って配るとか考えてる。紙コップは避けたいから。

で、喋りながら、平田さんと二人、ガンガンお茶淹れて、配りまくるというのも面白いかなあとか、器屋さんとかお菓子屋さんにスポンサーになってもらうとか、いろいろ考え中。ボランティアで手伝ってくれる方も募集中。メールとかくれると嬉しいです。で、大勢で、わーっとお茶飲んで盛り上がれると良いなあと。

とはいえ、100人は集まらないだろうなあ。とりあえず目標50人くらいで、実質30人くらいが現実的な線か。最大は150人なんだけど、そこまで来ると今度は、こっちの対応が出来ない。まあ、どれだけ参加者が少なくても決行するので、案外、10人くらいが一番盛り上がったりして(悲)。

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だらだら茶会で新年会

だらだら茶会で新年会
今年は海風號でだらだら

毎年恒例だらだら茶会でのんびり。今年は海風號をお借りしてさらにのんびり。新年らしく、良いお茶と良いお酒が揃い、入れ替わり立ち替わり、常時8人程度がいる盛大な会になった。

正月で気が大きくなるのか、驚くほど良いお茶やお菓子、つまみに酒が揃うのが面白い。俺もかめきちさんの蜜蘭香と愛子さんの仙朴香を持ち込む。お茶請けはトリュフチョコのようなチーズとドイツパン。他の方々の持参品も強力で全部試していたら、時間も腹も足りない。

今回美味かったお茶は、かめきちさんの蜜蘭香と、平田さんが持ってきた群体単ソウと恵さん持参の愛子さんとこの鉄観音各種。酒はmad__hatter君の飛露喜特撰純吟が絶品。そんなものを、本当にだらだらしながら頂いてると、7時間なんてあっと言う間。

海風號にも香港から設楽さんが持ち帰った茶壺が置かれていた。これが数は少ないけど良いものが揃っている。特に文革の水平壺に凄いのがあって、それは別の機会に紹介する予定。

そんなお茶や酒の凄さに気を取られることなく喋りを楽しめるのが、だらだら茶会の特徴かもしれない。基本は会って色々話すことだというのを参加者が自然とわかってしまっている感じが、だらだら茶会の楽しさだなあと思うのだった。

ということで、参加者のみなさまお疲れさまでした。
俺は散会後、バー歯車へ。この記事もバー歯車で書いてアップ(したら、酔っぱらってたみたいで、文章ぐだぐだ。なので多少手直ししてしまった)。

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OZONE夏の大茶会2007の海風號とかの事前情報など

ということで、本日、搬入の手伝いをしつつ、海風號ブースとFormosa Tea Connectionの一部を見てきたんで、ちょっとだけリークしてみよう。つーか、毎年恒例か。今年は雨が心配だけど、何か安くて良い物が多いっぽいので、通うと良いことあるかもしれん。

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海風號では、例えば上の写真の茶壺は5000円均一。普段は7000円で売ってる奴だから、お買い得。

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このへんが、10000円を7000円。個人的には、ここが一番の狙い目だと思う。倣古壺、石瓢壺の小振りの良い感じのが多いので、普段使いとか、ギフトとか、そういうのに向いてるのが並ぶ。

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今までで最高の出来の朱泥漢瓦壷は、通常価格15000円が12000円に。ここで売切ったら、後は地方向けセールで売切り。今回のは、前の持ってる人も予備に押えた方が良いくらいの出来(俺も買った)だと思う。

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この紫砂の新型漢瓦壷をはじめ、海風號に茶壺が二百個で紹介した茶壺は、どれも記事に書いた価格から三割くらい安くなってるので、要チェック。白磁のオリジナル茶壺も6000円になる。あと、お店のガラスケース内にあった高価な茶壺たちは、半額になってるのも多いから、ガンガン設楽さんに聞いて、サービスしてもらおう。例の巨大漢瓦壷も十二万円が六万円。

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あと、今回の目玉というか大茶会だけの製品として、文山包種25gと茉莉雪芽25gをガラス瓶に入れて、割れ物用の梱包材に入れた茶葉セットが限定100セット、3000円で発売される。今回、海風號ブースはお湯がわかせないので試飲が出来ない。でも、OZONEの中にあるコンランカフェでは海風號のお茶が飲めるのだ。そこで飲めるのが、文山包種と茉莉雪芽。ということで、カフェで飲んで気に入った人にも買ってもらえるようにというセットを設楽さんが用意したというわけだ。

で、週末には、このセットに加えて、もう少し小さな瓶に龍井と宜興碧螺春をセットにしたものも発売するそうだ。価格は2000円。70セット限定。

Formosa Tea Connectionのブースでは、戦後すぐくらいのガラスコップのデッドストックがあって、それは買おうと思った。一個1000円で、形も質も揃ってるから、複数買い揃えるのも良さそう。あと、マリーナ仕様のペアカップも面白かった。

ともあれ、雨も降るし、雨降りサービスとかしようかとか言ってるのも小耳に挟んだ。あと、結構駅から歩くし、シャトルバスも乗り場が駅から離れてて、雨が降ると行くのが面倒なOZONEだけど、京王バス新都心循環線使えば、結構楽に行ける。100円かかるけど、京王百貨店の前から乗れるから、駅からほとんど濡れずに行けるのがポイント高い。バスもシャトルバスより大きくて座れるし。京王バス新都心循環線の情報はここから。

ともあれ、今年も始まる。例によって、俺は近所だから、ちょいちょい顔を出す予定。土曜日以外なら、連絡貰えれば付き合えると思うので、お出かけの際は一声掛けてみてね。

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客としてお茶を飲みたいと思うこと

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Photo by megmu@mame-en

ある流派の茶の湯のお家元にインタビューする機会があった。そこで色々とお茶についての話を伺って、茶の湯をきちんと学ぶのも面白いかもとは思ったのだけど、茶の湯というか茶道って、最終的には亭主になるためのお稽古なのよね。それはそれで良いのだけれど、俺が学びたいのは、お茶の点て方でも茶室の設えの極意でもないことに気がついたのだった。

茶の湯の基本は、亭主と客の一対一での空間の共有。それが面白そうだと、家元にお茶を振る舞われて、お茶を飲みながら話をしていて思ったのだ。この人の弟子になるのではなく、この人と差し向いで正客としてお茶を飲ませてもらいたいと思ったのだった。多分、インタビューするよりも、その方が色んなことが分かるような気がするのだ。

出来れば、お家元クラスの方と差しで、週一とかでお茶を飲み続けたい。で、知り合いとかでも、ある程度亭主が出来る人とは、きちんと茶室で差し向いでお茶が飲みたい。確か、母親は弟子がとれるくらいではあったと思うから、近いうちに。今は上海にいる友人も名取りかなんかだったと思うので、きちんと差し向いで。とにかく、客としての経験値を上げまくりたいと思うのだ。それが、とても俺の立ち位置っぽいなあとか思うし。

そう考えて振り返ってみると、海風號で設楽さんと差し向いで飲むお茶は、限りなく茶室での亭主と正客に近いことに気がつく。設楽さんは、中国茶のお店では珍しく、客に淹れたお茶を自分では飲まない。そして、その時点で出来る最大限のもてなしを、客に応じて考えて動いてくれる。だから、俺の方も客として向き合う。常連とか友人とか、そういう関係以上に、客であろうと思う。お茶を挟んで、設楽さんと俺とで、その空間を作って、受け止めて、会話して、結局は美味い美味いと、設楽さんが淹れてくれたお茶を飲む。

そうやって、二人で居心地の良い空間を作る。俺が足を引っ張っていることも多々あるが、上手くいくこともあって。まあ、そこは俺の経験値不足。

例えば作家やミュージシャンへのインタビューをする度に思うのだけど、作品に向き合う事で分かったことの確認以上のことは、実際に会っても引き出せないのだ。そのくらい作品の方が、本人以上に本人を表現している。同じように、お茶室に招かれるというのは、多分、その人そのものと向き合うことなのだと思う。そして俺は、そういう作品と向き合うのが大好きなのだ。多分、本人と向き合う以上に。だから、茶室で亭主が務まる方々、是非、呼んで下さい。どこにでもお茶飲みに行きます。

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茶会を考える・其の二 茶芸があるお茶会のこと

Chashitu

少し前にAllAbout中国茶ガイドの平田さんに、台湾茶と日本茶のコラボレーションの茶会というものに連れていってもらった。お抹茶の、いわゆる茶道のお茶会は、子供の頃から慣れているのだけれど、台湾茶はもちろん、中国茶の茶芸を中心にしたお茶会というのは、ほとんど馴染みがなくて、思い返すと、ほとんど初めてじゃないかということに気がついて、ちょっと我ながらビックリした。

そのせいか、普段、日本茶のお点前とかと、中国茶のお点前などを比べようと思ったこともなかったのだけど、今回のように、まず広い座敷で台湾の茶芸があって、引き続きお茶室でお抹茶をいただくという流れの中にいると、比較する気が無くても、勝手に比較して色々考えてしまう。で、色々発見してしまう。そこで見えたのは、いわゆる茶道と中国茶芸の根本的な違い。それは、どちらが良いとか悪いではなく、あんまり違うから、同じ「お茶」だからと混同すること自体が悪いことではないかと思うほど違うと思ったのだった。

何が違うって、客の扱い方。茶芸に関して常にふしぎに思っていたことが合って、それはお茶を淹れてもらってる間、淹れてる人を黙って見ていなければいけないということ。お抹茶の場合、点てながら結構喋る。点てる人が喋らなくても、ホスト側に喋る人が用意されてて、その日に飲むお茶の事とか、器のこととか、お天気の話とかしてくれるし、こっちもリアクションがとれる。でも、茶芸の場合、それがほとんど無いのだ。せいぜい、今何をしているのかの説明があるくらい。

それを見てて、「ああ要するに芸なのだな」と思った。これはお茶を淹れる所作をショーとして見せるものなのだと。だから、必要以上に手や指先の動作にこだわるのだろう。もちろんショーだから私語は慎む方が良いのだ。そう考えると、杭州かなんかの、頭にヤカン乗っけて、ぴゅーっとお湯を飛ばして注ぐ、あれは極めてオーソドックスな茶芸なのだということが分かる。一方で、ショーであるというより、もっとストレートに日本茶の茶道あたりを誤解して、お茶の精神性の表現として茶芸を考えるのが、台湾なのかなとかも思った。

精神性を所作で表現しようと思ったら、所作に意味を持たせなければならなくなる。そして、意味を読み取ってもらう必要も出てくる。そうなると、やはり所作を見てもらわなければならないわけで、結局、それはショーと変わらない。違いは演芸かバレエかみたいなものでしかない。久しぶりにお茶席に出て思い出したのだけど、茶道の所作には徹底して実用しかないのだ。精神性は空間の構築の方に注がれている。

茶道の場合、何か色々決まり事が煩いようで、実際とても面倒な決まりが山ほどあるのだけど、その決まりのほとんどは、一つは実用、例えば、どういう風に炭を切って、どう並べたら最も効率良く熱が鉄瓶に伝わるかとか、水屋仕事の手順とか、仕切り方とか、そういうのだし、もう一つは空間構築の規則、例えば、このサイズの茶室なら、こういう一輪挿しを使えとか、掛け軸はこういうのにしろとか、そんな決まりが流派ごとに色々。つまり、その決まりはほとんど、ホスト側の決まりで、客側に要求することなんてほとんど無い。お茶を点てる姿から何かを読み取る必要もないし、所作の美しさに気がつく必要もない。

茶道は、もうひたすら「おもてなし」なのだ。で、おもてなして密談したり、折衝したり、企んだり、調停したり、和んだり、まあ、色々。そういう、あんまり外でやれない、またはやったら憚られるようなことをするための異空間を作って、その中で膝付き合わせてお茶を飲めば、肝胆相照らしたお話が出来るというのが、茶道の企み。にじり戸から入るのも異界への入り口の表現だし、扇子をおいてお辞儀した後、扇子を取り払うのは、結界の解除。茶室の中の様々な決まりも、結局はその通りにすれば誰でも異界は作れるというマニュアル。だから達人になれば、決まりから外れても異界が作れるし、より高度な異界を現出させることも可能。「〜好み」というのは、そういう達人のマニュアルなのだ。

だから、客はらくちん。お菓子食べて、お茶飲めば良いのだ。後は、その異界が心地よいかどうかとか、道具立てが楽しいかどうかとか、そういう世界。お道具拝見というのも、結局は、その異界がどういう種類の異界かのヒントをちょうだいと言ってるようなもの。多分、いっぱいあるコレクションから、選んだいくつかだけを持ち込むのはそういうわけだ。

台湾茶芸の中には、お茶を客に供する前に、陸羽に捧げるという方法もあるそうで、また、今回の台湾茶芸でも、まず床の間に献花、献茶するという手順があった。日本茶に慣れている俺としては、何故、客よりも先に献茶する相手がいるのかが理解できない。献茶が悪いわけではなく、もし必要なら客をいれる前に済ませておけばいいのに、と思ってしまうのだ。でも、それも「見せる」もの、つまりショーのプログラムの一環だと言われれば納得できる。

そんな事をダラダラと考えていたら、茶芸を見て常に感じていた違和感の正体が、分かったような気がした。それは、「俺のために淹れてくれてる気がしない」ということ。例えば水屋仕事ひとつにしても、抹茶は一服一服、誰かが点てていることに違いがない。それは、目の前で点てている人の作業と変わらない。でも中国茶の水屋仕事は、目の前で行われている茶芸とは違う。ならば、目の前の茶芸師だって、俺のために淹れてくれるわけではない。

茶菓子の出し方にしても、ビニールに入った月餅を出されても、その場では食べにくい。しかも、お茶は少ししか飲めないので、月餅一個は大きい。日本茶の場合、最初に生菓子を有無を言わさずに食べさせてしまう。懐紙にとった生菓子は、その場で食う以外にないのだ。で、食べたら、お茶が出る。しかも食べたお菓子を洗い流すのに十分な量(御薄の場合)。そういう部分で一々、客主体ではないことに気がついてしまうのだ。いっそ、お土産です、と帰り際に渡される方が気が利いてるとさえ思うのだ。

何故か、中国茶のお茶会が、淹れる人主導だったり、淹れる人が飲む人に何かを教えてるような配置になるのが不思議だったのだけど、それは、茶芸という「お茶を淹れる所作を見せる」ことを目的としたものが中心にあるからなのだろう。中心で見せる人は、だから油断すると簡単にスターとかアイドルとかになってしまう。もしかしたら、茶芸師が最も気をつけなければならないのは、この部分かもしれない。

茶芸自体は、悪いことではないと思う。ただ、今回の茶芸などを見ても思うのだけど、やはり大勢対1人での茶会というのは無理がある。特に中国茶や台湾茶の茶芸は、多人数を相手にすると、簡単に客不在の茶会になってしまいがちだし、やはり、淹れた人のお茶を飲むというスタイルにしないと、茶会というリアリティが薄れて、簡単にショーになってしまう。淹れる人との会話と、淹れる人の手で渡されるお茶、お替わりの要求などのコミュニケーション、といったものがあって初めて、お茶会はお茶会として成立する。

そう考えてると、茶芸がお手本とすべきは、茶道なんかじゃなくて、欧州のティーパーティーではないかと思うのだ。茶会ではなく、茶話会とか。お茶そのものを楽しみ、会話を楽しむ、肩が凝らないお茶会の中に、茶芸というショーを上手く配置できれば、茶芸の面白さがアピールできると思うのだ。中国茶の特性も、そっち向きというか、抹茶とは違い過ぎるし。まずは、お茶を淹れる所作を行いつつ世間話が出来るようになるとか、そのへんから。

まあ、要するに、お茶会は、それが何のお茶を飲むにせよ、せいぜい8人くらいが限界なのではないかと思う。で、喋ろうよ、と思う。

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茶会を考える・其の一

 以下の文章は、先日行われた、世界同時多発茶会のパンフレット用に書いたもの。相変わらず、こんなことをダラダラ考えながら、お茶を飲んでいる。最近美味いのは、バンブー茶館のテン紅、海風號の新しいプーアルと金奨鉄観音、愛里さんとこのキーモン。

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Key
 例えば、それが議論でも、商談でも、懐旧でも、縁談でも、駄話でも、会議でも、品評でも、説教でも、密談でも、相談でも、懇談でも、何でも良いのだが、何人かで集まって喋るのなら、そこに飲み物は必須であろうと思うのだ。喋るというのは、口を開けたり閉めたりするわけで、当然、口の中も乾くし喉も渇く。喉が渇くと喋りにくいし、口が乾くと口臭がする。話し手聞き手の双方の意見の一致を見て、目出度く飲み物が登場するのは、自然の流れだろう。

 時代劇、特に室町時代以降を舞台にした奴を見てると、大体、陰謀とか計略とか示談とか説教とか命令とか調停とか、そういうのは茶室で行われることが多い。中国の時代劇で会議のシーンとかあると、テーブルには仰々しい茶器があって、もはやお茶会だか会議だか分からないというより、あれがお茶会の始まりなんじゃないかという気もする。ヨーロッパのティーパーティーはやけに喋ってるし。

 重要なのは「喋る」ということではないかと思うのだ。それが「茶会」と「酒席」の大きな違いだし、酒と茶の飲み物としての内実の違いだろう。茶会は会話で、酒席は歌だとか、そんな感じで。

 例えば、喋ってる内に感情が高ぶって、何だか良くない言葉が口から発射されそうになる、その時に、高ぶり過ぎて咳き込んで、お茶に手を伸ばすと、ふわっと良い香りがする。その瞬間に激昂しようとしていた感情が、すっと引いて冷静になって、さらにお茶を口に含むことで、出かかった言葉を一度戻して、もう一回考え直す、なんてシチュエーションは、茶会と呼ばれる以前の、お茶があって喋るような集まりの中で、何万回も繰り返されたはずだ(正確を期すために「はずだ」などと書いてはいるが、ここは勢いで言い切ってしまった方が良いのかもしれない)。

 お茶の香りというのは、そういう意味で重要だったのではないか、というか、何故お茶なのか答えはそれではないかとか。抹茶を始めとする、ほとんどのお茶が「苦み」をも美味しさの内であるのも(と考えれば、珈琲飲んでもお茶会は成立する)、良いお茶ほど、喉越しの心地よさが優先されるのも、香りが戻ってくるのも、全ては、会話を成立させるためのツールなのかも知れないとさえ思う。

 良いお茶には、良い音楽と同じように、奥の方でシーンとするものがある、と言ったのは、バンブー茶館のかめきちさんだけれど、そのシーンとしたものに触れることで「会話」が生まれるのも、音楽とお茶との共通点だろう。官能と理性の合わせ技が可能なのか、という試みみたいな感じで。

 パソコンの前でキーを打つという作業も、これが結構喉が渇く。そして、口で喋る以上に激昂しやすいものだったりもする。ひたすらパソコンの前でキーを打つのを仕事にしている俺が言うのだから間違いない。実際、良いお茶を手元に置いて書く文章は、冷静さを失わないというか、感情的になることが少ない(ような気がする)のだ。すげえ美味い茶を飲みながらなら、巨大掲示板だってもう少し違うコミュニティになっていったかもしれないと、本気で思う。

 本来、チャットとか掲示板なんてものは、全て「お茶会」であるべきだったのかもしれない。ネットで盛り上がりたいなら、お茶を飲むべきなのである。「喋る」「会話する」ツールとして、お茶がどれだけ優秀なのかという、その証拠が、歴史上、世界中で繰り返された「お茶会」だ。

 という結論は、俺が喋るのが大好きで、喋っていないと死ぬタイプの生き物らしいと言われているからこその言い訳ではないはずだと、切に願うけど、実際どうかはよく分からない。

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だらだら紅茶会やります


阿佐ヶ谷「IZMIL」のチャイ。美味い。

 紅茶に詳しくないというか、いちいち詳しくなってから自分に合う紅茶を探すのが面倒くさいというナマケモノな理由で、mad__hatter君にお願いして、美味い紅茶を見繕ってもらって、ついでに基礎知識なんかも教えてもらおう、というごく個人的な理由で去年行った紅茶会が、あまりに目論見通りだったことと、mad__hatter君にも、またやりましょうと言ってもらったことで、今年もやります、極個人的紅茶会。ただ、二人で差し向いで飲んでも良いのですが、ちょうど、我が家が一時的に一人暮らしになることもあって、数人呼んでお茶会にしようということになった。

 しかも、mad__hatter君オススメの紅茶の他に、平田さんが、茶葉だけ参加させてくれと、中国茶の今年の新茶の茶葉を送ってくださって、中々のラインアップになった。ということで、紅茶会やります。

日時:2006年8月22日(火曜日) 18時〜最後の一人が帰るまで
場所:うち
参加条件:食べるもの(お茶請けに限らず)を持参すること
会費:無し(なので、バランスを気にして食べ物を持ってくること)
参加資格:私の電話番号を知ってる人、またはそれを聞けるくらい面識がある人
募集人数:最大3人
参加希望者は、メールか電話か口頭で、参加表明してください。その時点で締め切ってなければ参加可能。参加希望者多数の場合、先着とか抽選とかでなく、多分、タイミングの良し悪しで決まると思う。あ、「私は乱入しても許される」と思える方の乱入はOK。

 という感じです。夏の夜に、だらだらと色んな茶を飲んで喋るという、それだけの茶会です。お暇な方、お付き合い下さい。

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夏の大茶会2006海風號ブース潜入ルポ

家から近いのを良いことに、夏の大茶会2006設営中のOZONEに潜入。海風號ブースの様子をチェックしてきたのでお知らせ。のつもりだったけど、ココログが止まってたせいでアップが遅れてしまいました。これから初日に向かいますが、その前にアップ。

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まず目に付くのが、この赤いデカイの。これが噂の「海風番茶掴み取り」。1回1000円で海風番茶を掴み取り出来る。設楽さん曰く、普通の大きさの手で、1回約60gくらいということなので、普通にやれば定価より確実に安上がり。上手くやればゴッソリいけるかも。この赤いのが良いな。

茶葉は、他に白牙奇蘭と文山包種が、それぞれ30g2000円とお買い得になっている。あと、海風番茶の冷茶が飲み放題で、今回はお湯が使えるので、ほとんど、普段の海風號が新宿に登場、という感じになる。隣が静岡大学のお茶の研究会で、その隣が奇古堂という、なんともいえない並びではあるけれど(同じフロアに岩茶坊もある)、海風號は海風號ということで。

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で、茶壷は30%〜最大で50%引き。いつもの海風號価格から、それぞれワンランク下の価格で販売するらしい。で、例によって買えば買うほど安くなるパターン。そして今回凄いのは、やたらとタダ配り品が多いこと。そして、沢山買ってくれた方への豪華プレゼントもあること。新聞紙にくるまれた、謎のプレゼント(上の写真ね)は順次公開予定。

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その他、この間入荷した茶杯の数々も大茶会価格で放出、また、今回は設楽さんのコレクションの茶托がごっそり売りに出されているのが目玉だ。

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あと、写真の謎のオカモチ。これ、茶箱(兼焼酎セット)という不思議なものだけど、作りもしっかりしてて面白い。価格は、かなり安くなるらしいので、目玉の一つと言ってよいのではないだろうか。

詳しいことは、明日の初日に実際行って確かめて欲しい。あとFormosaTeaConnectionのブースも見てきたけど、こっちもかなり面白い物が出てた。イベント関連や他のブースもそうだけど、結構、今回は全体に力がはいってるように思う。お茶の楽しみ方が多様化して、それが定着したという感じか。

俺は近所なので、一緒に回りたいという方がおられれば、気軽に電話でもして下さい。土曜日以外の午後ならかけつけます。

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第二回フリマ茶会、開催します

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入場券代わりになる「上海茶葉学会公認シール」

明日、5月14日(日曜日)14時〜19時、東麻布の海風號にて、第二回フリマ茶会を行います。入場料1000円で、海風號のお茶が飲み放題、茶葉も茶器も買い放題の上に、のーとみ、ひらた、恵、hide、(株)などなどの茶器やら、謎の道具やらも買い放題。さらには、物々交換もオッケーという、自由参加のお茶会です。入り口で1000円払うと、上の写真のシールがもらえますので、それをどっか見える所に貼って下さい。貼ってある人はお茶も飲めるし、買い物もできます。

ひらたさんは、作家モノの茶壺などを出すと言ってますし、恵さんも良い茶壺を出すそうです。関西から参加のhideさんも良い茶壺を持って来られるそうですし、(株)さんは謎の茶海のようなものを持ってくるとか来ないとか。のーとみは、主に有田焼の茶杯(というか実は酒器)を中心に、小物を色々。

一応、単行本「drinkin'cha」刊行記念茶会ということで、「drinkin'cha」に特製ブックカバーをつけて販売しようとも思っています。あと、茶壺とか茶杯を包める袋みたいなのも作りましたので少量ですが持って行きます。iPodグッズも出すかもです。

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のーとみ出品予定の茶杯などの一部

茶杯は、こんな感じ。茶壺も日本茶用とかを中心に少し持って行きます。家では使い道がなくて、ちょっと勿体ないことになっている茶器などを、使って下さる方々に安く持っていってもらおうというのが本来の目的なので、気楽に遊びに来てください。実際に使ってみて買えるのもフリマ茶会の面白さだと思います。

で、お休みかと噂された設楽さんも参加されますので、前回同様、とんでもない目玉商品が飛び出すかも知れません。また、スタッフ智ちゃんも少し出品されるかも知れません。

さらに、海風號主人設楽光太郎さんからのお知らせです。海風號のパソコンがまたも壊れてしまい、メールなどの送受信に支障を来しています。現在、大漢瓦壷、小漢瓦壷ともに、沢山の注文をお受けしていますが、そのような事情でご連絡、ご対応が遅れますので、何とぞご容赦下さい、ということです。慌てず、しばらくお待ち下さいね。

ということで、皆々様、14日は海風號(地図はここをクリック)でお会いしましょう。代々木公園ではタイフェスティバル、神田明神では神田祭なども開催されていますので、午前中はそれらを回って、午後は海風號でのたのたお茶を飲みながら、お買い物というのはいかがでしょう。

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「drinkin' cha」発刊記念フリマ茶会開催のお知らせ

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写真は文章とは特に関係はありません(ま、イメージショットって奴ですか?)

2004年8月6日に、海風號でやった「フリマ茶会」の第二回を行います。日時は、2006年5月14日(日曜日)の14時〜19時30分くらいまで。場所は海風號で入場料は1000円(お茶飲み放題)の予定です。

フリマ茶会というのは(以下、過去記事引用)

 ということで、思いついたのが「フリマ茶会」というか「交換茶会」というか、そういうの。つまり、手元にある「悪くないんだけど、微妙に趣味やコーディネートが合わなくて使ってやれない茶杯」とか「新しく良いものを買ったので出番が減りまくった茶壺」とか、そういうのを持ち寄って、欲しいという人に安く譲ったり、交換したりしようという企画。
 お茶会も兼ねているのがポイントで、実際に交換したり売ったりしたい茶器が実際に使えるというのは良いのではないかと思うのだ。使ってるうちに人手に渡すのが惜しくなったりしても面白いし。

というお茶会。

前回のフリマ茶会のレポートがあるので、興味がある方は読んで見てね。

で、そのフリマ茶会を、単行本発売にかこつけて、またやってみようということになったのでした。で、まずは出品者の募集です。現在、私のーとみ、ひらたさん、恵さんが出品予定。あと、3〜4人ほど、出品したい人を募集しますので、参加希望者はメール下さい。

で、遊びに来たい方、買いに来たい方、打ち上げ参加希望の方などは、とりあえず5月14日をあけておいてください。詳細は、また期日が近づいたらお知らせします。かなり良いモノが安く出るようですので、これから茶器とか揃えたい人は必見です。

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だらだら茶会2006拾遺

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冰脆龍髭糖(Icy-crispy Dragon Beard Candy)」 
3粒18克  製造元:友龍有限公司 

去年に引き続き、今年もだらだら茶会を行った。というと、何かちゃんとした行事のようだが、そもそも、この茶会はかみさんと子供が実家に帰っている正月休みに、ひらたさんと俺がおっさん同士でだらだらお茶を飲んで遊ぼう、というのが本来の目的。で、去年は、そういうのやってるから、もし良かったら皆さまいかが、という感じでオープンなお茶会を試みた。今年は、さらにダラダラ度合いを上げるため、人数を絞って行ってみた。

参加者のダラダラ具合は今年の方が上。まあ、気を遣おうという気がなくても大丈夫というメンバーで行ったので当然というか、基本的にアナーキーというか、13時から始めて、最後の参加者がやって来たのが夜21時を過ぎていたというのも、ダラダラ具合を物語るのだった。13時に、ひらたさんと二人でお茶を飲み始めて、その日の夜12時前まで、愛里さんと二人で喋って終了。約11時間。

あちこちで、現場の様子は書かれているので、俺としては、それ以外の面白かったことをメモっておく。まずは、正月にやるもんだから、あっちこっちの食べ物飲み物が集まる。これがかなり楽しい。で、ガーガー食って飲んでるのに、誰もこれを「新年会」と見なさないのが面白い。

お菓子に関しては、偶然なのか、俺が主催したことによる必然か、不思議とココナッツ系とクルミ系が多かったのが面白くも嬉しかった。中国茶関連の方々には、マンゴー人気が高いけど、実は俺はマンゴープリンとココナッツミルクでは、どちらも同じくらい美味しいなら迷わずココナッツミルクを取るココナッツ好き。そして、ナッツ類では文句なくクルミが好き。お茶に合うとか、そういうのは無関係に、つーか、クルミの佃煮で飯食いたいくらいクルミが好きなのだった。

で、みえさんの香港土産であった奇華のエッグロールのココナッツ味とか、写真の「龍髭飴」とか、勝又さんの信州土産の花岡のくるみ菓子詰め合わせとか、愛里さんのお土産の「小核桃仁」とか、嬉しいのなんの。特に、龍髭飴(ドラゴン・ビアード・キャンディと言うらしい)は、前にフーデックスで見て、美味そうなんだけど無駄に高価で買う気になれなかったものなので、実際に食えたのがとても嬉しかったのだった。

その、龍髭飴だけど、何と言うか周りの糸状の飴部分がふわふわで、口の中で、ほんのちょっとパリっとしたかと思ったらすぐにシューッと溶けて、中のねっとりしたココナッツクリームがじゅわっと出てくると同時に、少しヌガーっぽい飴部分が舌に残って、うむ美味しい、という感じ。ただ、食感を楽しみたいなら一口で食べるしかないから難しい。

あと結局誰も食べずに帰ってしまったので、俺が家族と頂いた「キットカット信州限定りんご味」は、かなり美味い。元々チョコとフルーツソースというのは合うのだけど(ルックチョコとかダブルベリーとか)、青リンゴ風味がまた、軽い爽やかさがあって良い感じなのだった。リンゴ臭さが強すぎる感じなのも、また俺としては当たり。

来年は、どういう形になるのか、やるのかやらないのか、全て未定。つーか、その前にお茶のことも書けという感じですか。

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プーアル茶会のスタイルを考える

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このラベルでお馴染の「宋聘(1930年)」

ミスター・プーアルこと塩沢さんに色んなプーアルを飲ませてもらう茶会を我が家で開催したら、なんと、9時間を越えるロングラン茶会になった。男ばかり四〜五人でひたすら、茶を飲んでバカ話をする。お茶は、プーアルと冷茶。というか、冷茶でクールダウンしつつ、ひたすらプーアルを飲み続けるというのが正しいか。

会の詳しい様子は、再びmad__hatter君が書いてくれた「めちゃく茶会」を参照してもらうとして、その会の中でプーアル茶について考えたことを、だらっと書いておこうと思ったので、そういう事をそういう感じで書く。

本当に、プーアル茶をじっくり、美味しく堪能しようと思ったら、多分、お茶の種類は1〜2種類でなければならないのではないか、というのが今回の結論。プーアル茶会というものの正統的なスタイルというのは、多分、それじゃないかと思うのだ。

塩沢さんは「プーアルは、基本的にはどれもプーアルの味だから、だんだん良いお茶になっていく、という構成でしかお茶会が出来ないんです」とおっしゃっていた。そして、そうやって徐々に美味しくなるお茶会も、それはそれで楽しい。細かい個性の違いを感じるのも楽しいし。

しかし、今回、最後に「宋聘」という、紅プーと並ぶランクの1930年代のプーアルを飲ませてもらって、つくづく思ったのは、「これだけ、ずーっと飲み続けたい」ということ。だってさー、10煎以上淹れても、まだ味が変化して、美味しくなるんだよー。つまり、このお茶をちゃんと味わい尽くそうと思ったら、それだけで2時間以上の時間が必要になるのだ。今回だって、宋聘を出して「これが最後です」と塩沢さんが言ったのは、まだ7時過ぎくらいだったのに、お茶会の終了は11時30分、何と4時間経っている。

しかも、プーアル茶はお茶請けを選ばない。点心から甘味から、和菓子、中国菓子、洋菓子、果物、ごはん、グラタン、ピザなどなど、何でも美味い。お茶請けが無くても美味い。だから、切りがない。ずーっと飲んでいられる。食べ物を選ばないから、会話も弾む。ずーっと続く。

で、やっぱり、俺はプーアルはガブガブ飲みたいのだ。美味しいプーアルをガンガン飲むのは幸せだ。それは宋聘みたいな、とんでもないクラスのものでなくても良い。誰かが「美味しいプーアル見つけたんだけど、飲む?」とか言って、「飲もう飲もう」と四人くらいで集まって、後は、冷茶を多めに用意して、美味いお茶請けとか用意して、後は延々と、プーアルを飲む。飲み疲れたら冷茶飲んで、またプーアルを飲む。で、食って喋る。

こんなお茶会が出来るのは、プーアルだけだと思うのだ。それが十分成り立つことが、今回のプーアル茶会で分かった。美味い酒を一本下げて、古い友だちの所に遊びに行くように、美味いプーアルを15gくらい持って、デカイ茶壺で、じっくり、のんびり、プーアルを飲みながら、夜通し喋ったりしたいのだ。

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海風號で開催される、お茶とは無関係のイベントのお知らせ

iPod Expo mini
〜iPod shuffle artcase発売記念特別展覧会〜

期日:2005年8月5日15時〜8月7日15時まで

時間:5日 15時〜20時
   6日 13時〜20時
   7日 12時〜15時

場所:海風號
〒106-0044 東京都港区東麻布1-29-20
Tel.03-5575-0805  Fax.03-5575-5120

入場無料

展覧会内容
・iPod shuffle Artcaseの展示・即売
 組立済みのケース(300円)
 印刷済みのシート(500円)
 祥洲作品集01(3000円)
 その他、新作なども発表予定

・バード電子のiPod関連製品・展示即売
・suonoのiPodケースなどの展示即売
・TEXTLIFE.NET特製ブックカバーの展示即売
・祥洲氏と墨集団翔Shoの作品展示・即売
・海風號の美味しい中国茶及び茶器の購入も可能

参加者(予定)
祥洲と墨集団翔Sho
 (祥洲/大西美弥子/片岡正克/平木涼子/川尾朋子/五十棲環)
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Shoshu/
バード電子
http://www.bird-electron.co.jp/
suono
http://www.suono-jp.com/
TEXTLIFE(納富廉邦)
http://www.textlife.net/
たかしまてつを
http://www.tt-web.info/

お茶とは関係ないのですが、設楽さんのご好意で場所をお借りして、上記のような要領で、iPodのイベントを行います。イベントというか展覧会とフリマが混ざったようなものです。小さなイベントですが、これが、見どころだけは結構あります。

まず、京都の書家、祥洲氏の実物と、その作品が見られます。作品集も買えます。東京には年に数回しか来られないので、貴重な機会です。新作のiPodケースも登場する予定です。

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祥洲氏のイベント告知ページ

で、iPod shuffle用の紙ケース「shuffle artcase」の組立済みのものが購入できます。しかも、まだネット販売を始めていない、「ビッグ・ファット・キャット」などでお馴染のイラストレーター、たかしまてつを氏のデザインによるケースや、私の小説が読める仕掛けになっているケースも購入できます(1個300円)。

海風號のお茶を買って下さった方で、ご希望の方には、この300円の組立済みケース1個、差し上げたりもします。祥洲さんや、その仲間の新作も登場予定です。

そして、バード電子の製品が買えます。送料がかからない上に、モノによっては割引もあるし、プレゼントもあるようです。

こんなのとか
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こんなのが買えます。
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何か、ジャンクとかも用意されてるようです。スピーカー関連は試聴も出来るので、購入を考えられていた方にはちょうど良い機会ではないかと思います。

バード電子のイベント告知ページ

あの、オーダーメイドの布ケースを製作している「suono」も参加します。何と、suonoのケースを手に取って選べます。これは、私もかなり楽しみ。suonoさんは、こういうのとか作ってるところです。iPod miniユーザーには、今一番良いケースを作っているところだと思います。
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suonoさんのイベント告知ページ

あと、これは、どうでもいいけど、私がプロデュースしているブックカバーも展示即売します。内輪ではかなり評判は良いです。というか、私が使いたいブックカバーが世間になかったので作ったというものなので、私的には最高のブックカバーです。本を持ち歩く人には喜んでもらえると思います。

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expo04

ということで、期間中は私は常駐してますので、iPodについての相談とかも受け付けてます。気軽に立ちよってもらえると嬉しいです。iPodグッズをお茶請けに、一緒にお茶してくださる方とかも募集してます。顔出してもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。

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佐藤錦でお茶を飲む

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とにかく、佐藤錦を山ほど食いたい、という俺とみえさんの欲望により強引に実現した、佐藤錦茶会。佐藤錦の旬も終わりかけで意外に価格も安くなっている。といっても価格差はあるし、果物を買うというのはどこか、いつもギャンブルに似て、いかにデータを集めても最終的には勘と思い切りに頼る部分が多くてドキドキする。美味いか不味いかのギャンブルは、競馬に大金賭けるより怖いものがある。

結局、前日にそこそこのクラスのLL玉を1Kg購入し、当日、もう少し安いところで600gを購入。参加人数は4人だから、一人400g計算。まあ、腹いっぱい食べて少し余りも出るのではないかと思われる量を確保した。この「量」の問題も難しい。みえさんとの打ち合せでも、「量」が一番の問題になって、当初1Kgの予定を1.5Kg前後に変更したのだった。結果、もっと買ってもよかったのだが、まあ、足りないということは無く、目出度かった。佐藤錦の味については、みえさんの食日記に詳しい。

会場はKIMIKOさんのマンション。とても広くて快適。山盛りの佐藤錦を前に、いろんなお茶を飲みながら、とにかく食う。高い方は美味かった。甘さが濃い。酸味が気持ち良い。ああ佐藤錦だな、と思う。安い方は、美味いのとそうでないのとのムラが激しい。そのへんが価格差か。美味い分には同じくらい美味いけど、そうじゃないのが入っている割合が多い。まあ、ギャンブルとしては、大当たりではないが手堅く取ったという感じか。

飲んだお茶は、みえさんのお茶日記に詳しい。ここで、愛里さんの鉄観音を初めて飲ませてもらった。愛里さんの鉄観音はとても美味しいけど、とても青いから、のーとみ向きではないだろう、という話を聞いていたのだが、KIMIKOさんが冷茶にしてくれて、多分、冷茶なら大丈夫と思って飲んだら、美味かった。多分、熱いとダメだろうけど、冷たければとても美味しくいただけた。しかも、何とも強い主張のお茶で、佐藤錦を完全に口の中から洗い流して、さっぱりとリフレッシュしてくれる。で、その味の混ざったところのフルーツ感がとても心地よくて、今回飲んだお茶の中では、佐藤錦と合わせるという点ではナンバー1だったと思う。

あと、去年のFormosaTeaConnectionの木柵鉄観音が、やはりとても美味い事も再認識。焙煎も強いけど過ぎず、味わいも濃いけど過ぎず、全てが、あと少し出たらダメになる、その手前で止まってる感じで、「美味い」が突出する。濃いめに淹れても、濃くなり過ぎず、この「過ぎず」感が命の、とても美味しいお茶。春風秋月の観音王と飲み比べても、別物として十分戦える。本当に、これに匹敵する木柵は、一昨年の台湾茶.netの春茶と、この間ひらたさんに飲ませてもらった本物の張さんの木柵くらい。その中でも1番と言ってよい出来だと思っている。KeijiさんがFormosaTeaConnectionの新茶を色々持ってきてくれていて、飲みたかった奴を全部飲めたのがラッキー。ありがとうございました。

多分、こんなに佐藤錦を食ったのは生まれて初めてだけど、食えるもんだねえ、佐藤錦。果物は量食えないものが多いけど、佐藤錦はイケる。お茶も、特に合わねえというのは無かった。酒のつまみにもイケそうな気がする。水気が多過ぎないのも良いのだろう。美味いし。KIMIKOさんの娘さんが帰宅した時には、すでに1.6Kgは食べ尽くされていて、その残骸を見て泣き出してしまったのは、確かに無理もない。そのくらいは魅力的な食べ物だと思う。バカ企画ではあったけど、かなり満足度も高いお茶会でもあった。皆さま、ありがとうございました。

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かめきちさんの単ソウ茶会 2005春 in anoma

バンブー茶館のかめきちさんが、この春、中国を回って集めてきたお茶の品茶会が、今年も根津のanomaで開催された。ここで飲めるお茶は、もうとにかく、普通のレベルではないというか、他所で「単ソウ」として売られているお茶とは、全く別物だと考えた方が良い。そういう種類のお茶だと思う。それらが、次々と出てくるわけで、もはや受け取るこちらもまともな感覚では無くなっている。だから「ん、イマイチかな?」と思ったとしても、その「イマイチ」は、他の店では「メチャメチャ美味い」というレベルだったりするわけで、毎度のことながら、そういうレベルのお茶と、どういう顔して付き合えばいいんだろう、と思ってしまう。

海風號の設楽さんが、「ウチで真面目に単ソウをやらないのは、かめちゃんのお茶があるからだよ」と言っていた。設楽さんらしいなと思う。多分、中国に茶葉を買い付けに行っても、同じレベルの茶は仕入れられないだろうし、そもそも、本来は商売とかになるレベルの茶葉ではないのだ。ということで、この後、今回飲んだお茶の感想とかを書いていくんだけど、基本的には「メチャクチャ美味い」というレベルはクリアした上での話だと思って読んで欲しい。去年に比べて、凄まじいと思うお茶が少なかったとは思ったけれど、それは「美味しくなくなった」という意味ではないのだ。人間の味覚は、どうしても相対評価に流される傾向があるので、それを踏まえた上でということでよろしく。以下、飲んだ順に。



01.烏東蜜蘭香単叢2号
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何で2号やねん、とか思うが、要するに単ソウの名前の付けられ方というのは、とてもシステマチックであるということの一例であるということらしい。それはそれとして、甘味を押さえた「お茶」っぽさが強い味わいが俺好み。味は、スッキリとしたお茶らしいキレなのだけど茶杯には甘い乳香が残る。3〜4煎目以降、バランスが良くなって後はずーっと美味しく飲める。甘味も強くなっていく。これ、最初に出てきたお茶だけど、俺らのテーブル(恵さん、ひらたさん、相沢さん、俺)では大好評。勿体なくて、本当に出なくなるくらいまで飲み続けた。


02.烏東老叢芝蘭香単叢
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収斂味のある、ガツンとアタックの強いお茶。奥に甘味があって、全体にキリッと絞まった感じがした。単叢らしい美味しい苦味がしっかりあって、こういうのを冷茶にすると美味いんだよなあと思った。茶杯にはとても甘い香りが残り。飲み続けていくと、どんどん美味しくなっていく。前にも思ったのだけど、この芝蘭香の美味しい奴というのは、親しい人と喋り明かすような時に飲みたいと思うのだ。さりげなく飲み続けられるのに、お茶としてもハッキリした主張がある、正に「喋りの友」ではないかと。


03.安渓鉄観音粒々香蘭花型
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最近は、鉄観音は香りのタイプで違いを表すのだとかめきちさんが教えてくれた。で、これは蘭の花の香りがするタイプということらしい。海風號の特等安渓鉄観音が、この蘭花型になるようだ(と思う、と、海風號で飲んだかめきちさんが言っていた)。生なお茶は苦手な俺ではあるけど、ここまで美味いと美味い事は良く分かる。何煎か出した後なら、本当に美味しく飲める。花香の強さの割に、切れ味が良いのが凄いと思うが、それが良いお茶である証明かというと、それは知らない。


04.鳳凰青胡苦茶
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話題の、見た目は単叢、飲んでも口当たりは単叢、香りも美味そうなムードがある単叢、でも、後味には粉薬を飲み損なった時のような、イガイガした苦さが張り付く。かめきちさん持参の文献によると、「涙が出るほど苦くて、砂糖や生姜を入れて飲んだ」ということらしい。とても身体に良くて、二日酔いの薬にもなるらしいけど、お茶としてはどうだろう。苦さが心地よいというお茶もあるけど、これはなあ。困るのは、飲めば飲むほど苦さが喉の奥に蓄積すること。しかも、そう簡単には消えてくれないのだ。しかし、口当たりは美味いから、つい飲んで、溜まっていく苦さに「うーっ」となる、そんな感じ。茶葉が凄く薄いのが印象的。


05.烏東獅頭黄枝香単叢
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最初、鳳凰青胡苦茶の苦さが喉に残っていて、このお茶の味が全然分からなかった。もしかしたら不味いのかとか思ってしまったくらい。しかし、飲んでいくウチに喉に張り付いた苦味が抜けて、美味しく飲むことが出来た。しかし、何と言うか、単叢が持つ色んな魅力を集めて一つのお茶に集約したような感じで、それだけに全体にパンチには欠けるものになっているように思った。だからこそ、鳳凰青胡苦茶の苦さが消えるまで、お茶その物の味が分からなくなっていたのだと思う。それでも、煎を重ねるごとに増していく甘味とフルーティーさは、他のお茶には無い魅力で、「ザ・単叢」と言っても良い感じになる。


06.肉桂王美女香
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最後の焙煎をしないで、茶葉本来の味と香りをストレートに出した岩茶だそうだ。俺は、青いお茶は苦手なのだが、その「青さ」というのは、どうやら半発酵の発酵度が低いお茶を焙煎せずに作った「青さ」のことであって、しっかり発酵させたものだと、それが生っぽい仕上げであっても、美味しく飲めるのだ。だから、こういうお茶は、どちらかというと好きである。「青い」と一言で言っても色々あるなあと思うのだ。俺にとって、このお茶は「青く」ないのだ。青いというよりも、台湾茶的なムードがあるなあとか、さっと出して薄めで飲む方が美味いなあとか、そういうことを思った。茶葉のエキスがお湯に溶け出すような感じのお茶で、かめきちさんの「お茶というよりスープ」という言葉が一番分かりやすい表現かも。ミネラルな感じが喉の奥に気持ち良いのは、良い岩茶なのだなあとか思った。


07.烏東群体単叢
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もう茶葉の香りからして美味そうだった。最初の飲み口から後味、戻り香まで一貫して美味しくて、甘味が心地よい。そう、最近の俺は、お茶の甘味に関して否定的というか、甘さは少ない方が美味しいと思ったり、甘いお茶はわざとらしくてイヤとか思っていたのだけど、このお茶の甘さは、そういう「いわゆる甘いお茶」とは甘さが違って、何とも心地よい自然な甘さだったのだ。単叢の甘さは、樹液っぽい甘さが多いのだけど、それとも違うし、穀物的な甘さでも、甘草的な甘さでもない。不思議な「美味しいお茶の甘さ」としか言いようがない、あんまり他では感じたことがない甘さだ。で、煎を重ねるごとに、透明感が増して、果実感があるのにクリアなキレ味という矛盾した要素が上手くまとまってて、アイソトニック感さえある。今回、俺が一番好きだったのはコレだ。淹れた茶葉からはとても爽やかなグレープフルーツのような香りがしたのも印象的だった。


08.城門単叢
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最初は、香り少なめ、色も薄めで、すーっと身体に入ってくるような淡い雰囲気の優しいお茶だと思った。キレが悪くて、美味しいけど好みじゃないかとか、思っていた。しかし、5煎目を越えたくらいから、ビックリするほど甘くなって、こんなに甘いお茶があっていいのかというくらい甘くなって驚いた。俺が今まで飲んだお茶の中で、甘さでは文句無くナンバーワン。なんだろう、佐藤錦とかあまおうとかを初めて食べた時の衝撃に似ているかも。「甘露」とかを求める人は一度は飲んだ方が良い、というような甘さ。


09.烏東蛤古撈単叢
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このお茶が採れる木の佇まいが、伏せたガマに似ていることから「蛤古(ガマ)」と呼ばれるお茶だそうだ。かめきちさん的には今回の単叢の一番良い奴、ということで、確かに文句なく美味い。ちょっと酸味みたいなのがあって、それが美味いのだ。干しぶどうのような甘さと、スッキリした単叢の香りの奥に、何故か「トロリとしたムード」が併存して、とても複雑な味わい。その複雑さを、「表情の変化」くらいに軽く捉えて、がぶがぶと普段飲みに出来たら、これほどの幸せはない、というような感じで、俺は、相沢さんと「会話が弾むお茶だねえ」などと話していた。こういうのが普通に飲めたらどんなにいいか、と思う。普通に飲むことで、この複雑さが相殺されて、「あはは」と笑いながら幸せになるんだけど、それが出来ないくらい産量が少ないというのは、かなり残念。本当に、こういうお茶こそ、普通に飲みたい。


10.名叢半天腰
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これは美味かったなあ。岩茶って、こういう風に美味いと本当に美味いなあとか、何だか分け分からんこと考えながらゴクゴク飲んだ。もう、お茶会も4時間くらい経過してたけど、それでも元気に美味しく飲んだ。「ああ、俺が飲んだことがある『半天腰』は、全然違うものだなあ」と思った。半天腰って、凄く産量が少なくて、普通に流通するようなお茶では無いのだそうだ。それは、飲むと良く分かった。甘味と奥深い味わいが喉の前の方と後ろの方で上手く混ざって、それが気持ちいいのだ。煎を重ねると、岩茶のエキスはコレ、みたいな味になって、これがまた美味い。もしかして、この岩茶っぽさが「岩韻」なのか?分からんが。しかし、こういう「お茶を飲んでるなあ」という気分を濃厚に味あわせてくれるお茶は好きだ。


以上。1回の記事で書く長さじゃなかったか? とりあえず1つづつのお茶について詳しく感想を書いてるサイトは無かったんで覚書代わりに書いてみたけど、これは100%俺の主観。客観的な視点なんて、これっぽっちも入ってないので、もし購入の参考などにする場合、そのへんを注意してね。

同じ日のレポートは以下のブログにもあります。
・ひらたさんの「Tea Recipe 2」 の「新茶会 at anoma」
・恵さんの「まめ小路入ル」の「言ってみりゃお茶のボディブロー」「欲しいな」

日にち違いの方のレポートは以下に
・ちょしさんの「神融心酔」の「ANOMA 鳳凰単叢新茶会」
・ちるさんの「のまるくめでる」の「恒例!!かめきちさん単叢茶会 in ANOMA」

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張さんの木柵鉄観音など

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張約旦老人の木柵鉄観音の赤色は深かった

ひらたさん主宰東京中国茶倶楽部六月定例茶会後半は、雲南緑茶を離れて、まずは不思議な日本茶から。

1.狭山の茶の花入り煎茶(比留間園)
お茶の花で香りを付けた煎茶にお茶の花をブレンドしたという不思議なお茶。キワモノだなあ、と、キワモノ好きの俺は舌なめずりして飲んだのだが、豈図らんや(弟図る・お、時事ネタリンクのダジャレ)、これが美味い。味はきちんと美味しい煎茶なんだ。それに、桂花をもっと淡く爽やかにしたような花の香りが混ざる。その香りのせいで煎茶の味わいが軽くなっている。面白いと思う。香りはもう少し奥にあっても良いと思うけど、これは好きだ。青柳指数も4だし。

続いて飲んだのも、着香もの。2.「木柵鉄観音橘子香」だが、こっちはねえ。バスクリン味。青柳指数も2.5(飲めなくは無いレベル)。続いて頂