ほてい屋「八十八夜ほうじ秘境」

八十八夜ほうじ秘境 100g、1050円
有限会社ほてい屋
高知市堺町2番15号 TEL:088-822-5581
元々、日本茶の緑茶は好きなのだけど、何と言うかアミノ酸の旨みにこだわる最近の方向は、あんまり身体に合わなくて、どちらかというと、サッパリ目の煎茶とか、焙じ茶、番茶に走りがちな俺。もしかしたら、「美味いお茶」という方向からズレた味覚なのかもなー、とか思って、でも、自分の美味いが自分にとっては一番だしとか、当たり前のことを考えながら、毎日、何かしらの日本茶を飲む。
で、かめきちさんからお土産で頂いた、ほてい屋の「八十八夜ほうじ秘境」というお茶の封を切る。土佐の天然山茶の焙じ茶だそうで、何となくしゃおしゃんのお茶なんかを思い出しつつ、茶葉を見たら、ほんの少し焙じた感じはあるけど、ほぼ緑色。乾燥具合から焙煎の跡を感じる程度。でも、見た目がとても美味そうだった。
で、飲んだら、普通に美味いお茶だな、と思った。強いて言えば甘い香りと言えば言えるという程度の、ほんとうに微かな甘さだけど、それが実はとても豊かだということに気がついたのは、三煎目くらい。ほとんど気がつかないうちに、三煎、ゴクゴク飲み続けていた。するすると喉に入っていく。口の中が、すーっとお茶の味わいに満たされて、すーっと消えて、ほんの少しの、でもやっぱり豊かな香りだけが残る。それがまたすーっとして気持ち良い。
すげー美味い!、と感じさせるような要素は無いんだけど、すげー美味い!と感じるお茶よりも美味いかもしれないと思わせる。ひらたさん風に言えば、アイソトニック感がある、と言えるかもしれない。でも、身体に染み渡ると言うより、もっと何気なく入っていく。口の中も、何気なく美味さが通り過ぎる。
水出しにして、冷やしてゴクゴク飲むと、とても美味しいお茶を飲んだような記憶だけを残して、美味しい水を飲んだ時のような清涼感を感じる。引っ掛かりが全然ない。でも、記憶が「美味かったなあ」と言っているから、多分美味かったのだろうと思う、というような感じで美味い。

100g、1050円で、ほんの少量でたっぷり飲めて、だから、これは普段飲みに出来る。毎日飲みたい感じと、懐かしさ、味わいのさりげなさなど、しゃおしゃんさんのお茶との共通点が多いのは、やはり山のお茶、ということなのだろうか。もしかしたら、気仙茶も、こんな風な方向に向かうのかもしれない。で、この方向のお茶が市民権というか、普通に買えるようになると嬉しいなあと思いつつ、もう、あとわずかになった「ほうじ秘境」を飲むのだった。なんか、調べたら、前は通販で買えたようなのだけど、今は通販やってるところが見つからなかった。かめきちさんにお願いするのも、変な話だし。うーん、どっかで買えないか。
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