茶葉セットを作るにあたって考えた(か?)

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海風號「Drinkin' Chaお勧めセット」2500円

海風號の設楽さんから、茶葉セットを売り出すのだけど、そのうち一つを作ってみませんか、と言っていただいた。海風號のレギュラー茶葉から好きなものを選んで、ちょっとお得なセットを作る、何て魅力的な話だろう。当たり前だが、すぐに「是非やらせてください」とお願いした。

どの茶葉を選ぶかは、実は一瞬で決まった。早い話が、俺が海風號の茶葉の中で好きなベスト2だ。金奨鉄観音と茉莉花針螺。この二つは、個人的に特別の二つなのだ。どちらも、俺が仕事をするのに欠かせない茶葉。季節が巡っても、レベルを保って、どのシーズンも同じように美味い「金奨鉄観音」。その、いつも同じように美味しい、そして安価でリーズナブルなお茶は、もう長い事我が家の常備茶でもある。ある意味、俺にとって中国青茶の標準みたいな茶葉。

針螺は、軽いお茶を軽く飲みたい時に嬉しい茶葉。ふわふわと甘い味わいと、しっかりと通り抜ける香りのシャープさ。で、ずーっと出る。冷やすと、また美味い。この冷茶を、3月22日の「春のお昼の中国茶話会」のウェルカムドリンクにしようかと思ったくらい、この針螺の冷茶は美味いのだ(茶会では平田さんのおかげで、また美味い冷茶を用意出来る事になったのだけど、針螺の冷茶も未だに捨て難いと思っている)。そう言えば、女の子口説くのにも使えたし、俺の大事な友人が妊娠したときに持ってったら凄く喜ばれた。海風號によく来る某女優さんが、あるだけ買い占めてるのも見た。

この二つの茶葉が20gづつセットになってて、通常価格2800円のところ、2500円ポッキリ、送料も無料。我ながら良いセットだと思うのだけど、どうだろう。他にも、海風號自慢の青茶三種セットで2000円とか、食事に合うお茶三種類2000円とか、海風號の美味い茶をガッツリとセットにして2500円とか、お得なセットが全部送料無料で売ってる。茶器のセールはやっても、茶葉はそうそう値引きしない海風號(普通でもギリギリまで安くしてあるからなんだけど)での、茶葉の割引は貴重だし、是非買って欲しいと、茶葉セットを作って嬉しかった俺はお願いしたいのだ。

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ジャスミン茶の可能性のようなもの

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写真は愛里茉莉花茶玉米8yinをボンベイサファイアに漬け込んだもの。
Photo by megmu@mame-en

フレーバー茶は色々あるけど、基本的にはそれほど好きではない。頂き物の緑茶ベースのものを冷茶にしたり、きちんと作られたライチ紅茶を冷やしたりはするものの、まず自分で買うことはないのだけれど、唯一の例外がジャスミン茶。沖縄のサンピン茶も含め、ジャスミン茶は買う。というより、在庫を切らさない。

元々は、大して好きではなかったのだけど、海風號の茉莉針螺を飲んで、美味いジャスミン茶は美味いということを知った。沖縄料理屋で氷を山盛り入れたジョッキで飲むサンピン茶が、また美味かった。そして、とにかくビックリしたのが、愛子さんがプロデュースして作った愛里茉莉花茶玉米8yin。とりあえず、俺のジャスミン茶は、この三種類。

海風號の茉莉針螺は、とても優しい。ジャスミンの香りもしっかりしてるけど突出しない。どこまでもフワフワと甘く、いつまでもフワフワと漂うように香る。それでいて、喉の奥にシンとキレイな水のような味わいがあって、とても好きだ。

愛里茉莉花茶玉米8yinはコントラストが高い。歯切れの良いシャッキリした味わいと、とても強いけどクリアだから嫌みが全くない花の香りの穏やかさが合わさって、美味い美味いと飲んでしまう。味は味覚だけで感じているのではないという事実を実感できるお茶。

ただ、どちらのお茶も、いつでも手に入るものではないのが、とても悲しい。茉莉針螺は一年に一度入荷するかしないかだし、愛里茉莉花茶に至っては、もしかするともう手に入らない。

名古屋のバーテンダーが考案したという、愛里茉莉花茶玉米8yinをボンベイサファイアに漬け込むという飲み方がある。これが、本当に美味い。元々、ジャスミン茶は、黒糖焼酎に混ぜても美味いし、麦茶と混ぜても絶品なのだけど、この愛里茉莉花茶玉米8yin+ボンベイサファイアは格別。ジンとしてはクセの強いボンベイサファイアに全く引けを取らない香りの強さと風味の切れ味は、愛里茉莉花茶玉米8yinだからこそだと思うのだ。

バー歯車の濱本君に、この愛里茉莉花茶玉米8yin+ボンベイサファイアを試してもらったら、「こんなお茶があるんですね」と本気で驚いていた。「この状態でも特別なのは分かります」と言いながら、彼が作ってくれたのは、パリジャンの変奏。ジンとベルモットとカシスリキュールで作るカクテルのジンの部分を、愛里茉莉花茶玉米8yin+ボンベイサファイアに変えて、香りを際立たせるように、配合のバランスを少し変えて、カシスリキュールをカシスのコクが強いタイプにしたもの。

これが、本気で凄くて、愛里茉莉花茶玉米8yinの風味と香りをそのままに、喉越しに紅茶のようなコクを加えたような感じで、ここまで美味しいカクテルは初めてかも、というくらい美味かったのだった。その時思ったのが、ジャスミンの香りとお茶との相性の良さは、とても柔軟だということ。愛里茉莉花茶玉米8yinのような、とんでもなく手間をかけたお茶だからこそ、ではあるのだけれど、それでも、ジャスミン茶というお茶の可能性を追いかけた結果生まれたものは、さらにジャスミン茶の可能性を広げるものだったというのは、お茶好きにとって、相当嬉しいものだ。

愛里茉莉花茶玉米8yinというのが、どういう経緯で、どういう手間で生まれたのかは、愛子さんのサイトのこのあたりを読んでもらえば分かると思う。こんだけ材料にこだわって手間をかければ、そりゃ良いものが出来るだろう、というケチ臭い予想をぶっ飛ばす、想像を超えたお茶が出来てしまったというのが、04年の奇跡ではあるのだけれど、要するに、何回香り付けするかなんてのは、分かりやすい指針の一つでしかないってとこで。

それでも、碧螺春とか鉄観音に比べれば、全然安いのだ。だから、平気で冷茶にもするし、お酒にも漬けるし、がぶ飲みもする。そういうお茶だからこそ、飲み物遊びの可能性も広がる。そんな愛里茉莉花茶が飲みたい人は、愛里さんのブログのここを読んで欲しい。で、その内容を理解した上で、心の隊員に応募して欲しい。あと、実際に飲んで見たいという人がいたら、俺に連絡してね。愛里茉莉花茶を飲む茶会を開催する予定なので、参加希望者も。連絡先はnotomi@textlife.net

単なるお茶を越えて、色んな飲み物の原料としても魅力的な愛里茉莉花茶を、本当に長く飲み続けたいと思う。バー歯車の変奏パリジャンだって、また飲みたいし、愛里茉莉花茶カクテルK2バージョンはまだ飲んでもいないのだ。ああ、考えるだけでも広がる可能性。

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謎の海風番茶

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海風號「海風番茶」約70g、1000円

今、海風號のお茶で美味いのは、何と言っても金奨鉄観音だと思う。今年のは、いつもに増して美味い気がする。発酵がしっかりしていて、喉越しが柔らかくて、焙煎が強過ぎず軽過ぎずだから甘味も強過ぎず、ゴクゴク飲んだ時の心地よさがとても美味しい。熱くても良くて、冷やしても良くて、例年より明らかに雑味が少なくてクリア。常備していつも飲みたいお茶だと思う。

ただ、ゴクゴク飲むというなら、その金奨鉄観音以上に嬉しい味のお茶がある。それが、海風番茶。味はというと、これが番茶としか言い様がない。焙じ茶と京番茶の中間みたいな感じで、結構しっかり焙煎した焙じ茶をさらに燻したような香り。で、基本的には焙じ茶なのに、煎がきく。10煎くらい入れても、まだ美味い上に、煎が進むほど甘くなる。個人的には3煎目くらいが一番好きだった。

茶葉を見ると、茎茶の焙じ茶、いわゆる棒茶である。しかも茎が結構デカい。中国産のお茶で、日本の棒番茶に比べて、茎が重い。その辺が煎がきく秘密かもしれない。中国のどこのお茶かは設楽さんに教えてもらったのだが、その辺は秘密にして欲しいということだったので教えない。海風號で売ってる謎の中国番茶ということで、海風番茶と名付けられている。

約70gで1000円という、とてもリーズナブルな価格(通販はしないという話だったので、店頭販売のみ)で、ゴクゴク飲めて、アイスにしたらフルーティーな感じもあった。やかんで一気に作るのも美味い。香りが、しゃおしゃんさんから送っていただいた、小さな円形に固められたやかん用のお茶に似ていて、味わいは京番茶に似ていて、後味のキレが良くて。

こういう、適当に飲めるお茶が、本当に好きだ。麦茶、焙じ茶、ハブ茶といった列に並ぶ中国茶というのも、案外珍しいような気がするが、こういうのが中国茶の中にある、というのは、何故だかとても安心できる話だなあと思うのだ。

その海風號だが、今年はゴールデンウィーク中もかなり店が開いてるから、遠方の方は狙い目。4月29日から5月2日までは休みなし。月曜も祝日も営業だ(しかも設楽さんがいる)。で、5月3日〜5日はお休みで、6日、7日は営業。で、14日はフリマ茶会。俺も、もう飲み切ってしまった金奨鉄観音を買いがてら遊びに行く予定。

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お茶のみどり「はぶ草茶」

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高校の頃、毎日のように通っていたラーメン屋は、はぶ茶を出してくれていた。三九軒という今はもう無くなってしまったラーメン屋は、今でも俺の心のラーメン屋ランキング第一位なのだが(本当に美味かったと思う。ちなみに第二位は名前が出ていなかった南福岡の商店街の中にあるラーメン屋で、第三位は新潟の三吉屋で、第四位が札幌のすみれで、第五位が赤坂のらーめん秀)、店のカウンターに座ると、夏は冷やして、冬はホットで出てくるはぶ茶も、この店に行く大きな楽しみだった。三九軒のストレート細麺、さっぱり系とんこつラーメンの優しい味に、甘いはぶ茶が良く合って、その組み合わせも他の店では味わえない楽しみだった。

ちょっと甘くて、ちょっと香りにクセがあって、この味は他の何かに似ているということがなく、はぶ茶ははぶ茶としか言いようが無いけど、茶外のお茶の中では麦茶と並んで、とても美味いお茶だと思う。バンブー茶館のかめきちさんをして「お茶の仲間に入れてあげたい」と言わしめ、海風號の設楽さんがかつて店のメニューに入れていたのは、この独自の味わいと飲み心地が、オリジナルに美味いからだと思うのだ。

そんなに色々飲んだことがあるわけではない。写真の、実家から送ってもらう福岡のお茶屋さんのものと、三九軒で飲んでたものと、海風號にあったもの(海風號では「決明子」という名前で売られていた)と、あと二種類くらいしか知らない。違いも、焙煎の強さくらいしか分からない。海風號のが最も焙煎が強く、それだけに甘味も強かった。今飲んでる写真のはぶ茶は、焙煎が軽め(はぶ茶としては)なので、香りのクセが強い。いかにも「はぶ茶」らしい匂いがする。甘味の奥に渋味があるし。

このはぶ茶を、もう徹底的に冷やしまくって、ゴクゴク飲むのが最近のお気に入り。値段なんて、100gで300円くらいだけど、他には替えられない美味しさがある。じっくり飲むようなお茶じゃないんだけど、でもじっくり飲んでもしみじみ美味い。感動はしない。全然しない。微妙に腹がゆるくなる感じもある。グアバ茶とか麦茶とか緑茶とか混ぜても、何だか美味い。プーアルに似てないこともないと思える一瞬があるのも面白い。美味いなあとか思いつつ、面白いなあと思って飲むお茶というのも、はぶ茶の他にはあんまり知らない。

はぶ茶、麦茶の飲み比べ、やりたいなあ。多分、「好みにバッチリのはぶ茶」が見つかるような気がするのだ。はぶ茶とか麦茶なんて、飲み比べても、レベルの差があるわけではないだろうと思う。だからこそ、その微妙な差の中で、「好み」を選り分ける作業は楽しそうだなあと思うのだ。

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(有)庄内協同農産「庄内平野 麦のお茶」

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「庄内平野 麦のお茶」450グラム 300円
(有)庄内協同農産 TEL:0235-66-4336
http://www.ryougokuya.co.jp/FS-Shop/01/item/12-A001.htmlで買えるみたい。

香雨さんからいただいた、山形の麦茶。有機栽培による麦を農家で手炒りして作った麦茶なのだそうだ。イマイチ色が出なかったけど、それでも写真で分かるように、かなり色が薄い、「麦じゃん」というような状態。これを普通に麦茶を淹れるように淹れる。が、説明通り、煮出さずに、沸かしたお湯の入ったヤカンにこれをぶち込んで、しばらく置いて漉すという作り方。

飲んでみると、いきなり甘い。で、麦の味がする。麦茶というのは、麦の香りを焙煎で香ばしくして、それで飲ませるものだと思っていたので、まさか軽焙煎の麦茶があったとは、という感じ。麦茶の清香系だ。味わいそのものは、実家の出入りのお茶屋さんが持ってきてくれる麦茶に近い。ただ、それより甘く、さっぱり感はない。黄な粉みたいな甘さがある。

で、麦茶は麦なんだよなあ、と凄く思わせてくれるくらい麦の味がする。ビールに近いとも言える。ビールを甘くしたらこんな感じなのか。冷やすより、熱いうちに飲む方が美味い。どういうものを目指したかは、何か分かる気がする。決して嫌いな味じゃない。美味しい方の麦茶の味がする。俺の中で、麦茶は大きく二つに分かれているのだが、その美味しい方の味なのだ。後味が酸っぱいのは不味い方、後味が気持ち良いのが美味い方。これは厳然とある。

ただ、もう少しキレが欲しい。香ばしさも、もう少し欲しい。と思って、フライパンでちょっと炒ってから淹れて見たら、これが美味い。こっちのバージョンは冷やした方が美味い。要するにそういうことかとか一人で納得する。俺は冷やした麦茶が好きなのだ。ただ、熱い麦茶として飲む場合、このレベルの麦茶は他に二つくらいしか思いつかない。例のはくばくの「丸粒麦茶」と、実家の麦茶。中でも、この麦茶は、何故だか不思議と身体に良さそうなムードがあるのが特徴かと思う。

香雨さん、面白くも美味しいお茶をありがとうございました。

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BU-A BU-A「自家製 茶燻製盛り合わせ」

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「自家製 茶燻製盛り合わせ」1人前600円(写真は二人前)
BU-A BU-A
〒104-0061 東京都中央区銀座2-5-16 1F
TEL:03-5159-0316  FAX:03-5159-0316

台所茶藝師の憂鬱というblogをやってる香雨さんが上京されたというので、お会いした店が、銀座のBU-A BU-A。ここは、お茶は三宝園のものが飲めて、茶場料理も色々出してくれる(ということを、インターネットの情報で知った)。

で、注文してもらったのが、写真の「自家製 茶燻製盛り合わせ」と「プーアール茶煮込みの豚角煮」。これが、かなりお茶の香りが強くて面白かった。薫製の玉子は絶品。お茶風味と玉子の風味がスモークの仲立ちで上手くまとまっている感じ。チーズも適度なスモーキーさにお茶の香りが絡んで中々。鶏は普通。メンマはそれなり。角煮はプーアルと言われればそんな感じといった程度だけど、角煮としては美味い方だと思う。一緒に行ったみえさんによると、「プーアール茶スープのすっきりラーメン」が絶品だそうなので、次回は是非食いたい。

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唐招提寺「鑑真茶」

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東京国立博物館で開催中の「唐招提寺展」で購入
販売社:有限会社象 価格:700円(7g×10袋)
ここで通販やってた

袋には「鑑真和上が日本に持ち込まれた味噌の原料である大豆を焙煎して粗挽きにしたものをベースに、大麦・ほうじ茶・ハト麦・琵琶葉・柿の葉を加えて丹念に作り上げた古えの味、野草茶です」と書かれている。これを読んで想像出来る通り、早い話が黄な粉風味の十六茶である。ポイントは、「焙煎した大豆の粗挽きにしたものをベースに」という部分で、焙煎した大豆の粗挽き=粗い黄な粉、なのである。

意外に飲みやすい。黄な粉味と焙じ茶味が強くて、麦茶風味が強くないので、十六茶とは香ばしさの質が違う。あっちはハトムギの香ばしさがメインで、こっちは黄な粉の香ばしさがメイン。しかも、黄な粉風味は香りだけで、味わいはハブ茶ブレンドの焙じ茶という感じ。だから、不味くはない。ティーバッグになってるので、ティーポットに入れて熱湯を注ぐだけなのもラクチン。

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唐招提寺展に行ったついでに、うっかり買ってしまったので思わず褒めてしまったが、まあ言うほどではないというか、まあ飲んで飲めないことはないというか、別に嫌いではないが、特に好きでもないという程度ではある。それでも発見した淹れ方のコツがあって、このお茶、やや濃いめに淹れると案外美味い。

で、ちょっと思ったのだが、豆乳って健康に良いと言うじゃないですか。だったら大豆はもっと健康に良いんでしょうか。となると、黄な粉は相当健康に良さそうで、その割りには、健康のためにワラビ餅を食えとか、あべかわを食えとか言わないなあとか。豆乳って搾り粕みたいなもんだから、黄な粉は相当凄いと思うのだけど、そうでもないのかな。黄な粉ミルクとか黄な粉アイスとかも出てるけど、あんまり健康食品扱いはされてないし…。

唐招提寺展自体の感想などは、最近復活した日記サイトの方に詳しいので、興味おありの方はこちらからどうぞ。

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さんぴん茶と茉莉花茶

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Photo by MEGMU@MAME-EN

 このところ、立て続けに沖縄料理屋に行って、ラフティとかソーキそばを食いながら、冷たいさんぴん茶を飲んでいる。泡盛でないのは、夜中に仕事するせいだが、このさんぴん茶も、油分の多い豚料理にも負けず、飲むと口の中がサッパリして、その洗い流し感の心地よさに、ついつい飲み過ぎて、料理でなくお茶で腹を膨らしてしまい、勿体ない思いをしたりしている。

 で、ふと考えた。例えば飲茶の店なんかでは、特に指定しないとジャスミン茶かプーアル茶が出てくる。さんぴん茶も、基本はジャスミン茶だ。でも、飲茶や中華料理店で出るジャスミン茶と、沖縄料理店で出るさんぴん茶は、何だか全然印象が違うのだ。同じなのは、どちらもジャスミンの香りがするということくらい。

 もちろん、ジャスミン茶にも色々あるのは、俺でも知ってる。そもそも、お茶にジャスミンの香りを着ければ何でもジャスミン茶なのだから、「何のお茶」に香りを移すかで、出来上がるジャスミン茶の味も当然変わってくるわけだ。

 例えば、華泰茶荘なんかでは、台湾の文山包種茶にジャスミンの香りを移したものを茉莉花茶として売っているし、中国緑茶ベースもあれば、海風號茉莉針螺茉莉雪芽のように白茶をベースにしたものもある。個人的には、海風號の茉莉針螺が好きで、あののんびりした甘さと、たっぷり、でもキツく無いジャスミンの香りで、ほわほわと飲める。冷やしても、あくまでも柔らかくて美味い。

 でも、さんぴん茶、特にアイスのさんぴん茶の美味しさは、そんな中国茶の味わいとは違うような気がしたのだ。何より、喉を通りぬける時に感じる心地よい苦味が、アイスさんぴん茶の身上ではないかと。で、少し調べてみたら、沖縄で飲まれているさんぴん茶も中国産なのだそうだ。で、緑茶にジャスミンの香りを移したものと説明されていることが多いようだ。

 ということは、さんぴん茶の正体は、単なる安いジャスミン茶? とか思うのだが、例えば、いわゆる土産とかで貰う安いジャスミン茶は、最悪の場合、異様なほどジャスミンの香りが強くて、飲むと渋味がある奴だし、味が悪くなくても、安物ほど、安っぽい香りが強烈にすることが多いと思うのだ。

 しかし、さんぴん茶はそこまでジャスミン香は強くない。どちらかというと、ほんのり香る程度。で、渋味は無くて、でも海風號の針螺みたいな柔らかさも無い。もっと、煎茶をシャープにしたような味わいだと思う。でも、茉莉花茶として売っているものと、さんぴん茶として売っているものの間に、どういう違いがあるのかを解説してくれるサイトは見つからなかった。それ以前に、ジャスミン茶とさんぴん茶の飲み比べなんて事は、普通しないのかとか思って、自分のバカさ加減に飽きれたりもした。

 ひらたさんも書いていたけど、ジャスミン茶のアイスは美味いのだ。熱いジャスミン茶はあんまり飲まない俺も、冷やしたのは大好きで、かみさんが飲んだ出がらしとかでアイスティーを作ったりする。でも、そのアイスジャスミンは、スッキリした味わいではあるものの、やはりポイントは柔らかい甘さがポイント。俺が行った二件の沖縄料理屋(銀座・リトル沖縄、吉祥寺・南ぬニライカナイ)のさんぴん茶のように、油分を洗い流しながらスッキリしていくような勢いは無い。薄めだったリトル沖縄はともかく、ニライカナイでは本当にしっかりしたお茶の味が美味いさんぴん茶で、ジャスミンの香り以外に、中華料理屋のジャスミン茶との共通点は本当に見いだせなかったのだ。

 実は、ただの気のせいかも知れないし、何か大きな秘密が隠されているのかもしれないし、ペットボトルのさんぴん茶の味の問題なのかも知れないし、実際のところは分からない。誰か、分かる方、教えてくださると嬉しいです。まあ、分からなくても、美味しくさんぴん茶飲みながら沖縄料理食えれば幸せではあるのだけど。

 それはそれとして、恵@まめゑんさんに教えていただいた吉祥寺の南ぬニライカナイのラフティと各種チャンプルーは美味い。後、ポークの塩具合が丁度いいのも、この店の有り難さ。うちの7歳の息子が「生まれて初めて食べ過ぎて、お腹が痛い」と苦しみつつ、それでもまだ食べようとしていたくらい、と言えば、その美味しさは伝わるだろうか。

付記。写真も、恵さんに提供していただきました、南ぬニライカナイ内のシーサーくんです。いつも、良い写真ありがとうございます。文章、ご入用の際は」いつでも声かけてください

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丸粒麦茶(はくばく)

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 ひらたさんくんしゃんさんの、変わったお茶対決が面白い。中国茶の世界には、そりゃ、変わったお茶も多いだろうとは思うのだが、それを一々持ってて、飲んでるというのが凄い。

 もちろん、俺はそんなお茶は持ってないし、飲みたいかと言われても、誰かが飲んで美味かったらね、という腰の引けた男なので、この対決に参加することなど出来ない。ファンとして、もっとエスカレートしていくことを願うだけである。

 ただ、一個だけ、全然変わったお茶でもなければ、珍しいお茶でもないけど、こういう文脈で紹介した方が面白そうなお茶を持っているのを思い出した。それが写真のお茶。まあ、見りゃ分かるが、テトラタイプのティーバックに入った麦茶である。

 山梨のはくばくという会社「丸粒麦茶」という商品。一袋にこのテトラパックが12袋入ってて、一袋300円もしないくらい。中国茶からすればやたら安いけど、麦茶とすれば結構高い。まあ、ちょっと贅沢な麦茶という感じか。大量ではあるがここで買える

 で、美味い。麦茶って元々好きなんだけど、これは本当に美味い。熱風焙煎のせいか、普通の麦茶よりも飲み心地がかなりよくて、香ばしくてもスッキリ。何より、熱い状態で飲んでも美味い麦茶というのはかなり珍しいのではないかと思う。

 それだけなら、ただの美味い麦茶だけど、俺が驚いたのは、この麦茶、急須で淹れられるのだ。煮出さなくて良いというのは有り難い。ティーポットとかに、このティーバッグを入れて熱湯を注いで、ちょっと待てば美味い麦茶が飲める。そのまま冷やしてもいいし。気楽過ぎて嬉しい。

 お湯を注ぎ足せば、いくらでも出るから一日中でも飲んでいられるというのも好き。まあ、俺はがぶ飲みするので流石に一日はもたないのだけど。

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白牡丹(英記茶荘)

白牡丹(はくぼたん/パイムータン)
Bai mu dan
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分類:白茶
産地:福建省

購入
2003年12月(頂き物)
英記茶荘
45g、680円

基本データ
英記茶荘のオンランショップによると、大白茶や水仙茶品種の茶芽を太陽に晒して仕上げたお茶だそうだ。白い産毛に覆われた若芽を含み、柔らかく、繊細な味わいの珍茶として知られているらしい。

飲んだ
 妹からもらった英記茶荘の白牡丹。袋に1人分5gを急須に入れて熱湯で2分30秒と書かれていた。で、5人分淹れるので、大きめの日本茶の急須に約半分くらい茶葉を入れて、浸出時間は2分で淹れてみたのだが、水色が濃い。麦茶みたいな色だ。飲むと、結構美味い。異常にさっぱりした紅茶という感じ。あきらかに、かなり発酵させた茶葉に若芽の白いのを混ぜてあると思う。
 で、美味しく飲んだのだけど、白牡丹ってこんな味だったっけ?とか思う。前に、春風秋月新宿店で飲ませてもらった白牡丹は、もう少し淡くて、良く言えば干し草のような、悪く言えばヒナタ臭い風味のお茶だったように思う。寿眉というのも似たような感じだったと思う。こういう紅茶みたいな風味ではなかったように思うんだけど違ったかなあ。水色ももっと薄かったような。

 日本語の読みは「はくぼたん」なのね。俺は「しろぼたん」と思ってた。リーズナブルに美味いというか、多分、ずーっと水に浸けてても渋味は出ない感じなので、水だしとかグラスでとか、飲み方の幅も広いように思う。価格もお手ごろ。後味に多少ヒナタ臭さが残るけど、のど越しは爽やかすぎるくらい爽やかなので、結局気にならない。
 食事しながらとか良さそう。あと、いくら飲んでも絶対茶酔いとかしなさそうなのは魅力。さらに関係ないが、英記茶荘の赤いパッケージはカッコ良いね。

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