春節の海風號

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イラストレーターのたかしまてつを君も海風號がお気に入り

中国にとって、春節はとても大事なのだそうだ。要するに正月だから。海風號も中国茶を扱っている以上、春節を無視するわけにはいかないんだそうだ。横浜の同業者から、「何もやんないの?」と言われたりして、春節セールをやるのだそうだ。中国文化にさほど興味が無いせいで、今一つピンと来ないけれど、でもセールは目出度いので嬉しい。

セールは、ネットショップが春節の7日を挟んだ三日間。つまり6日、7日、8日。茶葉以外の茶器が20%Off。ただし、最近入荷の茶杯は対象外。定価で買ってくれた方に悪いから、ということだそうだ。まあ、入荷がつい先日だから、これは当然だろう。セール価格じゃなくても安いし。

店舗は11日までセールが続く。こっちも茶葉以外20%Offは同じだけど、サービスもあるかも、ということらしい。来てくれた方へのお茶の大盤振る舞いがあったりするみたいなので、店に行く方がお得ではあると思う。俺も明日というか、今日、ちょっと顔を出そうと思っている。春節セールというのは、要するに海風號のお正月というわけなので、お年賀に行きたいと思うのだ。

無事、行けるといいなあ。まだ微妙だ。明日行けなかったら金曜日に行こう。

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レモン水のこと

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リッツカールトン東京下のカフェにて

喫茶店などで出される水が、時々レモン水だったりすると、子供の頃は素直に喜んでたけど、今は、あまり嬉しくない。水があんまり美味しくないのかなあとか考える。コーヒーや紅茶を飲む前後に飲むなら、水は水の方がありがたいと思うのだ。もっとも、凄く美味いレモン水なら、それで良いのだけど、そういうのに当たった事もない。

あれは、そもそも何なんだろう。店の趣味でなければ、やっぱ水が美味しくないからではないか。まあ、そういうもんだと思って出してる店とか、サービスとか、店によって違うのだろうけど。若い頃は、それを得したと思ってたんだけど。

ミッドタウン東京のリッツカールトンの入り口に小さなカフェがある。そこで紅茶を頼んだら、小さなグラスに入った水が付いてきた。とりあえず、普通に紅茶を頼んだのに、何やら怪しい香りが立つから、まず紅茶を一口。うーん、これは…。何か、キャラメルみたいな香りが付けてあって、ハイビスカスみたいな味もして、いわゆるフレーバーティー。これを普通に「紅茶」と言って出すのか、凄い、とか思いつつ、口直しに飲んだ水は、信じられないくらい酸っぱかった。

レモン水を出す喫茶店は多い。でも、ここまでレモン濃いレモン水を飲んだのは初めてだった。ビックリ。ある意味、大サービスなのかもしれない。流石リッツ、とか言うべきかもしれない。ホテルはリッツで、あの娘はプリーツ、とかヴァージンVS歌ったりして。そのくらい酸っぱかった。驚いた。グラスが小さいわけだ、とも思った。こんなの、ゴクゴク飲めない。むしろ、紅茶が、かなり甘酸っぱいフレーバーティーなのに口直し。

喫茶店で出すレモン水の意味を考え直さなければと思わせる一撃だった。

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映画でお茶を

シネマアートン下北沢という小さな映画館がある。友人の映画監督篠崎誠に誘われて、伊藤大輔監督、阪東妻三郎・市川右太衛門主演「大江戸五人男」と加藤泰監督、中村錦之助主演「沓掛時次郎・遊侠一匹」、さらに「遊侠一匹」の美術監督を務めた井川徳道氏のトークショーを見に行った。

「大江戸五人男」なんて、ベータのセルビデオを、当時15000円くらい出して購入したくらい好きだし、「沓掛時次郎・遊侠一匹」はビデオ、DVD共に持ってて、劇場でも5回は見ているくらい好きなので、今回も愉しく見た。相変わらずの名作。

シネマアートン下北沢は小さな映画館ではあるけど、オープンカフェまで付いたカフェがある。そこで、緑茶をお願いしたら、「もうすぐ上映なので出来ません」と言われてしまった。良く聞くと、茶葉からきちんと淹れるので、時間がかかるのだそうだ。しょうがないので、グレープフルーツジュースをお願いする。氷をたっぷり入れて、結構大きめのグラスにナミナミと注がれたグレープフルーツジュース。それを、会場に持ち込める。

それ知ってたら、早めに行って、緑茶頼んで席に持ち込んで、熱いお茶を啜りながら、沓掛時次郎が見られたのだった。残念なことをした。お茶のカップも結構大きめだったのは、他のお客さんのを見てチェック済みだし、次回はかならず。

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お茶は茶缶から出てくるものだと思っているのだけれど

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並んだ茶缶を眺めながらお茶を飲む

カウンターの向こうに大きな茶缶がいくつも並び、試飲をお願いすると、おもむろに、その茶缶を出して中を見せてもらい、そこから出したお茶を淹れてもらって飲む。気に入って、買う時にも、当たり前のように、その茶缶から出した茶葉を袋に詰めてくれる。

オーソドックスなお茶屋の風景だと思っていたのだけど、ふと気がつくと、そんな風にお茶を飲ませてくれて、そんな風にお茶を売ってくれる店って、海風號くらいしか知らない。

でも、初めて海風號を訪れた時にも、その風景をオーソドックスだと思ったのを覚えている。何故か。

もちろん海風號でも、奥に沢山の茶葉が保存されてて、茶缶の中には設楽さんが自ら篩った茶葉が入っているわけで、茶缶で保存されているわけではない。でも、俺は茶缶の中からお茶が出てくるのを見ると、安心するというか、嬉しい気分になる。何故か。

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海風號超弩級特売通信販売篇之事

海風號に行ったら、店舗・通販合わせての年末年始セールをやるという話しを聞いたので、早速、目玉商品とか聞いてきた。クリスマスセールには出なかった茶杯とかもあって、これが中々面白かったのだった。年末は29日入金分まで、年明けは6日から1月中旬までは、この価格で販売してくれるそうだ。

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茶杯では、この金魚茶杯が俺のイチ押し。清朝末期のもので図録などにも載っているのだが、そういうこととは関係なく、サイズも柄も良くて、お茶も映えるので俺も愛用している。これ、通常価格1万円のところ5000円。海風號には、そこそこの数があるけど、それがなくなったら、中国でも滅多に手に入らないそうだ。買うなら今のうちかも。

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この藍染めの石榴柄の茶杯は、設楽さんが買い付けておきながら北京に置き忘れていたもので、昨日届いたのだそうだ。これは、設楽さんが素直にキレイと思って買ったそうで、確かに、ありそうで無い感じ。使い勝手も良さそう。8000円のところセール価格4000円。これ12個限定なのだけど、12個まとめてなら40000円で良いそうだ。

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この、とても手に馴染む茶碗は、清朝中期のもの。少しだけ歪んだ形と柔らかく焼かれた肌は、とても優しくて、ゴクゴクとお茶が飲める感じ。12000円のところ6000円はかなりのお買い得だと思う。

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あとは、クリスマスセールの時にも紹介した背高茶杯(写真上)が3000円を2000円。4種類の民国の茶杯(写真中・下)が8000円のところ6000円。このへんはあんまり数がないので、早いもの勝ち。

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茶壺は、この約200ccの倣古壺が14000円のところ7000円。これ、サイズといい、形といい、普段遣いに最適。これで7000円なら、これから中国茶を飲みたいという人にプレゼントとか良さそう。在庫は2個のみ。

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もう少し大きくて良ければ、この250ccの倣古壺も良い感じ。こっちは土が良いそうで、設楽さんによると、育つのが早いそうだ。これも14000円のところ7000円。残り2個限り。

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この円柱状の茶壺は100ccの小さなもの。円柱状だから小さいけど大きな茶葉にも対応する。価格も10000円を5000円と手頃。在庫は3個。

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下ぶくれが可愛い段泥の茶壺は容量130cc。スタンダードな形なので、使い手を選ばないのが良いと思う。旅行用とかにも使えそう。14000円が7000円。在庫は2個。

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こっちも段泥。具輪珠って言うんだっけ、そういうのに似た形。海風號好みのスタイル。容量のメモを忘れたけど、多分、150ccくらいじゃないかと思う。正確には設楽さんに問い合わせてね。価格は10000円のところ5000円、在庫は3個。

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燻すことで養壺したという煙養壺は、とにかく紫砂の色が良くなるのが特徴のようだ。で、その中でも清朝末期の本物の紫砂で作られたものが、写真の煙養壺。これは設楽さんも驚く土の良さ。確かに形は同じでも、他の煙養壺とは全然違うムード。250ccで、在庫は1個のみ。10万円のところ80000円で良いそうだ。

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こっちは通常の煙養壺。ある内に買っとく方が良いと思う。色が良くて、俺は紅茶用に使ってるけど、良い感じに入る。見た目大きそうだけど250ccだから二人くらいで飲むのにちょうど良いサイズ。在庫は5個だけど、一個一個、すこし形が違うので、出来れば店頭でじっくり選んで欲しい(ちょっと小さいのとかもある)。

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お馴染、朱泥の漢瓦壷(170cc)も残り僅か。13000円で手に入るので、まだ持ってない人は是非。使いやすさで言えば、ほんと文句ないものだし、よく育つ。あと、また写真を撮り忘れたけど、民国の本物の紫砂を使った円珠壺(海風號のブログに写真が出てる丸い奴)250ccが、一個限り、70000円を60000円で。これは、相当良い。お金あれば買いたい。

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大千茶楼の錫茶盤も12000円で引き続き販売中。一人で丁寧にお茶を淹れるのにちょうど良いと思う。あと茶器の写真とる時に台にすると下からも光るから撮りやすくなる(お茶とは関係ないけど)。

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茶葉も引き続きセール価格で販売するそうで、やはり目玉は飲んだ人のほとんどが絶賛する四川紅茶だろう。通常販売30gで5000円なのを、30gで4000円。あと、金奨鉄観音、ミン南烏龍が50gで1500円、白牙奇蘭が、30gで1500円。まとめ買いのチャンス。

購入は、海風號に電話するか、メールして問い合わせてね。お店は28日までだそうだけど、商品の発送は29日も行うそうだ。で、新年は6日から開けるそうだ。

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海風號茎誕節超弩級特売之事

ということで、今年も明日(12月23日)と明後日(12月24日)は、恒例の海風號クリスマスセール。基本的には茶器や茶壷が30〜50%オフ、一部茶葉がセール特価で、あとお茶を無料で飲ませてくれるという太っ腹企画。直前で申し訳ないけど、目玉商品をざっと教えてもらったので、中から俺お勧めのブツをピックアップ。

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茶壺は、まず煙で養壺したという噂の煙養壺。俺も持ってる写真右の奴(我が家のは、かなりいい感じになってきて、紅茶を美味しく淹れてくれる)は20000円、6個限定。そして、同じ煙養壺だけど、形が倣古壺。これ今回の目玉だと思う。1個のみ、38000円。

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続いて、民国の如意壺。今回設楽さんが仕入れたものの中でナンバーワンだそうだ。チョコレートのような肌がすげえキレイ。サイズも200mlくらいの実用サイズ。触り心地がたまらないと思ったのは久しぶり。これ通常70000円をセール期間中なら60000円。もちろん一個のみ。

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目玉がもう一個。俺は今回の中で一番かっこ良いと思った茶壺がこれ。150mlくらいの比較的小さめの円柱状の茶壺。清末のものだそうで、土の良さは分からない俺でも、すげえと思ってしまうくらい。で細工がとにかく繊細だけど勢いがあって感動的。80000円を期間中のみ70000円。

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今回、海風號オリジナル茶器はセール対象外なのだけど、朱泥の漢瓦壷は特別に限定放出だそうで、13000円で買える。元々28000円で売ってたやつだし、まだ持ってない人は是非の、中国茶好きマストアイテム。漢瓦壷兄弟はいろいろあるけど、やっぱ、この朱泥の170mlバージョンが、一番汎用性が高いし、バランスも良いと思う。育つの早いし。

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他、茶壺は写真のとか店内在庫とかは全部50%オフ。高い奴は、交渉次第でもっと安くなるかも。とにかく相談して見てくれと設楽さんも言ってた。まとめ買いすると安くなるかもとか。

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茶杯の目玉は、この10段入子茶杯。凄え。龍の模様もカッコいいし、一番小さいのの底にだけ模様が入ってるのも好き。これ、それほど古いものではないらしいけど、珍しいし状態も良いし、何より形が良い。30000円のところ、セール価格15000円だ。

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あと、これも俺も愛用してるツバメ柄の茶杯(写真右)とか、唐人柄の赤絵がキレイな茶杯(写真左)が、通常7000円のところ、5000円。状態が良いのが揃ってるから、かなりお買い得だと思う。

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他に、上の写真、4種類の民国の茶杯が8000円のところ6000円。これがまた状態が良い。普通にお客さんに出せるコンディションで、色の出もよくて、絵が楽しくて、しかもあんまり見ない柄だったりして、しかも、柄とラインが被ってる適当な感じも含めて、味わい深い茶杯が出てきたなあと思う。仙人図みたいな奴、かなりバカ臭くて好きだ。

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お馴染背高茶杯もセール価格。3000円が2000円。これも、ある内に数を揃えておきたいマストアイテム系だと思う。

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この小さな茶杯は2000円が半額で1000円に。茶托は1000円だから合わせて2000円。この小さな茶杯に揃いの茶托が用意されてるというのが面白いと思う。

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茶葉は、写真の謎の四川紅茶が面白い。着香ではなく洋梨みたいな香りがする紅茶で、香りは甘いが味はスッキリ。研究者が作った実験茶葉らしい。これは通常販売30gで5000円なのだけど、セール期間中はお披露目も兼ねて、30g、4000円で出すそうだ。他には、金奨鉄観音とミン南烏龍が50g、1500円になるそうだから、金奨鉄観音をたっぷり買っておこうと思う。

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他には、この大千茶楼の錫の茶盤が限定10個で放出されるのが嬉しい。これ、通常15000円だけど、セール価格12000円。良くできてるし、もう数がないそうなので、早めに抑えるべきアイテムだと思う。設楽さんプロデュースらしい、チャイナフレンチなムードが良いなあ。これは欲しいぞ、俺。

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あと、ありそうで、そうそう無い民国の頃の真鍮製スプーンが通常3000円のところ2000円。スプーンの先の細工がキレイで、形とサイズが良くて、紅茶や珈琲に似合う感じも良くて、これも二本くらい買いたいなあ。何か、秘密の会員証みたいにして使えそうなデザインが、また好き。考えてると買い占めたくなるなあ。

まあ、こんな感じで。後はお店で、設楽さんに色々聞いてみてほしい。箱とか茶托とか、あのへんも大体50%オフになるそうなので、突撃したもん勝ちだと思う。無謀を承知で突撃かけてみよう。俺もかける予定。では、皆様、海風號で会いましょう。

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ここんとこの海風號いろいろ


・「やかんの本」掲載のやかんの一部の販売が始まっている。重複しているもの、似たものがあるものについてだけだけど、ガラスのやかんとか、いくつかかなり欲しいモノが売りに出ている。ここで見逃すと、次にいつ手に入るのか分からないというか、多分、買うチャンスなんて俺には巡ってこないだろうなと思うと、妙にソワソワしてしまう。穴が空いてるのは無いので、全部、「使える」というのが、何と言っても魅力。

・このところ、設楽さんが飲ませてくれる文山包種(30g、2000円)の冷茶が美味い。海風號の文山は、台湾茶専門店の文山とは少し趣が違っていて、文山独特の甘味はそのままに、コクがあって、やや焙煎がかかっていて、俺のような青いお茶が苦手な人でも飲みやすい。というか、恵さんもブログに書いていたけれど、俺が美味しく飲める文山は、実は海風號のだけだったりする。そのくらい、他の店が扱うモノに比べて特殊なものなのかも知れないが、美味いから良いのである。

・ちょっとしたことなのだけど、棚などの配置替えのおかげで、カウンター周りがゆっくりして、多くの人が座れるようになっている。設楽さんや、他のお客さんたちとも、ゆっくり喋りやすくなっていて、居心地が良くなっていると思う。

・設楽さんが引率する「茶藝師資格取得ツアー」に急遽キャンセルなどがあって、欠員を先着4名まで募集することになったそうだ。このツアー、このところ毎年行われているが、設楽さんがついていってくれるのは毎年とは限らないらしいし、来年は初級の資格取得コースは行われないそうなので、初級をとりたい人には最後のチャンスになるかもしれないそうだ。特に今回は、教室がホテルの近くになっているため移動も楽だし、環境もより良くなっているそうで、設楽さんも「かなりオススメ」だとおっしゃっていた。あと、設楽さんと一緒に骨董品屋などを巡れる「相棒」的な人が来てくれないかなあともおっしゃっていたのだが、これは内緒である。知識よりも美意識が合う人がいるといいなあと言うことだそうだ(特に男性)。設楽さん曰く「ホントに楽くてお茶づけの一週間」だそうで、9月17日(日)〜9月24日(日)のスケジュールが空けられるなら、俺も参加したいツアーなのだ。料金はトラベルローンが使えるので、それほど心配しなくても良いらしい(もっとも随分格安なのだけど)。茶芸資格については、「茶芸師の資格とお茶の勉強について考える」という記事も書いているので、興味がある方は、そちらも読んでみて欲しい。

・そう言えば、この北京のツアーから帰ってきた人って、毎回、良い茶器なんかを持って帰ってくるのが羨ましいのだった。設楽さんに骨董品や茶器の店に連れて行ってもらって、モノを見てもらって、値引き交渉とかもしてもらえるらしいので、ほんと、それは心から羨ましい。今回、既に締め切った後での追加募集、つまり最後のチャンスの先着4名までなので、気になってる人は、早めに問い合わせた方が良いと思う。東京、大阪、名古屋の各地から出発するので、東京以外の方の参加もしやすいようだ。

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海風號セール通販編速報

ということで、中々盛況の内に終了した海風號のクリスマスセール。なんでも、人気の商品は開店直後、なんと初日の正午を待たずして売り切れたらしい。ただ、予算の都合か、見落しか、結構良いものも残っているので、それらを遠方の方に向けてセール価格で販売してくれるそうだ(実は設楽さんが、秘かに通販用に確保していたものもある)。

その商品をざっとご紹介。どれも売り切れ御免の在庫限りなので、在庫の有無を確認して購入してね。あと、今回はセール品なので、送料500円(離島、一部地域は要相談)を負担して欲しいということだった。では、まずは、セールを生き延びた茶壺たちから。



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この、初期バージョン王暁健の漢瓦壺のクリスマススペシャルバージョンも若干数残っていた。17000円。正に早い者勝ち。



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驚いたことに、これ、1個だけ残っていた。7000円。思わず買おうかと思ってしまったけど、通販の目玉にしてもらおうと思って買わなかった。さあ、だれが手に入れる!


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これの茶色の方、何故か結構残っていた。黒い方は売り切れ。うーん、不思議だ。俺は茶色の方が好きなんだけど。作りも丁寧で、出来も黒より良いのに。7000円。


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この小振りの石瓢壺も残ってた。1個か2個だったけど。それにしても、これが5000円は、つくづくお得。容量は140ccくらいだと思う。



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クワガタ茶壺も、若干数在庫有。最終価格で定価の半額の9000円。茶海は売り切れ。



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あとは、例えば、この縦長で、ちょっと大きめ(200〜250ccくらい)の奴は、サイズがとても良くて、がぶ飲みする人が使うのにちょうど良い大きさ。マグカップ1杯分を1度に入れられるサイズで、しかも持った感じがとても使いやすそう。これは9000円。



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この倣古壺のような、ちょっと違うようなのも良い感じ。俺がイチ押しだった茶壺(俺が最後の一個をゲットして売り切れです)によく似たタイプで、それより少しだけ大きめ。7000円は安い。



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あと、この小振りの縦長のも可愛い。これも7000円。うーん、意外に、良いものが残ってるなあ。



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従来の在庫からは、この茶壺がお勧め。これは海風號スタッフのトモちゃんと俺の意見が一致したもの。土が凄く良い感じで、サイズは多少大きめだけど、茶碗とかで2人で飲むのに最適なサイズ。従来価格12000円が7000円と大幅ダウン。

という感じで、今回のセールに来られなかった方は、このあたりを狙うと良いのではないかと思うのでした。あと、恵さんのブログの写真見て「これ残ってますか?」と聞いてみるのも良いと思う。

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ラーメン屋 秀「マンゴープリン」&「凍頂烏龍茶」

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マンゴープリン 300円(本来は上にミントの葉が乗っています) 
凍頂烏龍茶 600円

ラーメン屋 秀
東京都港区赤坂2-17-58 福住ビル1F
TEL&FAX 03-5545-9488
深夜1時30分まで営業 日・祝休

美味い。何か、東京で食べたラーメンでは一番好きかもしれない。福岡と佐賀で育った俺にとって、とても懐かしい味であると同時に、懐かしさを越えた、「今のラーメン」としての美味しさもあって、もう夢中で食って、替え玉して、それもあっという間に食ってスープも完食。近所にあれば毎日でも通えるくらい好き。「ラーメン屋 秀」は、そのくらい美味いと思った。

AllAboutラーメンガイドの大崎さんの紹介で知ったお店だったのだけど、あの博多の名店だるまの東京進出店だと聞けば、行かずにはいられない。で、行って見たら案の定大好きだったと。無化調だから子供にも安心して食べさせられるし、博多ラーメンの基本というか、細目の固ゆで麺と、コクがあるけどサッパリしたトンコツ。だいたい、トンコツスープってさっぱりしてるもんなのだ。博多でラーメン食って胸焼けなんかしたことないぞ、俺は。いや、怒ることもないけど、久々に、ちゃんと美味しい博多ラーメンが食えて、とても嬉しかったのだった。

で、単に美味いラーメン屋なら、ここで紹介する意味は無いのだけど、何と、この店、女性も一人で入れるラーメン屋というのがコンセプトで、店内は明るいカフェ風だし、新年からは女性スタッフのみで作った新メニューも登場するらしいし、さらに、スイーツやお茶にも力を入れているという、一味違うラーメン屋でもあるのだ。ラーメン自体は、硬派というか、ガチガチの博多風で、一口餃子も博多風で(これが、博多の美味い餃子以上のレベルで感動的)、テーブルの上にはニンニクとかラーメンたれとかも乗っているのだけど、スイーツはスイーツでしっかり用意する、その徹底ぶりが、また俺好み。

スイーツメニューは、「マンゴープリン」(300円)、「杏仁プリン」(250円)、「ココナッツアイス」(300円)の三種類。今回は「マンゴープリン」を食べたのだけど、これがまた300円とは思えない(つーか足出てるんじゃないかと思う)美味しさ。硬めのプリンだけど、果肉たっぷりのジューシーな味わいで、たっぷりのミルクと一緒に食べるとまた美味い。フルフルのもいいけど、俺はこういう、しっかりと固まってるマンゴープリンの「プリン」らしさと、マンゴーを惜しげも無く使ってる感じのジューシーさは、マンゴープリンの本道だと思ってるので、ここのは大好きだ。

さらに、中国茶メニューまであって、プーアルとキーモンと大紅袍はスイーツとセットで500円。他に凍頂(600円)とジャスミン(500円)があって、どれもポットサービスでお湯のお替わり自由というありがたさ。1つのお茶をシェアできるのも嬉しい。で、デュラの小さな耐熱グラスのカップで飲むというスタイルも、何だかミニ海風號みたいで好き。凍頂を頂いたのだが、十分のレベルの茶葉だと思う。4煎飲んでも、イヤな風味が出てこない。やや青めだけど、ちゃんとラーメンやマンゴープリンに負けない風味もあって、ラーメン屋でこのレベルの中国茶が飲めるというのは、中々不思議というか嬉しいというか。

遅めの時間(8時過ぎ)に行ったせいか、混雑してるというほどではなく、ゆっくりとラーメン食べて、スイーツ&お茶ものんびり楽しめてしまう。その感覚が不思議だけど、とても気持ち良い。美味いラーメン食べてるから気持ちが温かくなってて、そのまま美味いお茶で余韻が楽しめる。こういう楽しさがあったんだなあと思う。ラーメン茶会が十分成り立ってしまう店なのだ。

ああ、またすぐにでも行きたい。そう思ったのは、リトルバンコック以来かも。

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海風號聖誕節感謝廉売速報

今年も来ました、海風號の聖誕節感謝廉売。期間は12月23日〜25日の三日間。早い話がクリスマスセールだけど、今回もまた、在庫整理ではなく、新着茶壺を大量に揃えてのセールになるらしい。という話を聞いて行ってきました、セール用茶壺の整理中の海風號

いつものように、大量の茶壺から俺が勝手にオススメだと思ったものの写真を撮ってきたので、ざくっとご紹介。今回は、120cc〜200cc程度の小振りのものが中心。即戦力系が多くて、オススメを絞るのが大変だったけど、それだけレベルは高いと思う。



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で、最初のオススメは、何とこの、初期バージョン王暁健の漢瓦壺のクリスマススペシャルバージョン。初期型と同じスタイルで土がちょっと良いものになって、少しだけ(3g)軽くなったもの。色も少し違っていて、前のが赤っぽかったのに対して、こっちは茶色っぽい。

これは今回の目玉商品なので、3日間のセール期間中、1日10個限定販売ということだ。価格は17000円。王暁健としては最安値になる。つーか、この価格は赤字だそうだけど、まあセールということでと設楽さん。王暁健の漢瓦壺は、本当にこれが最後だろうと思われる。



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続いて、このテイスティング用の茶壺みたいな形の茶壺。宣興製だけど手回しの轆轤引きで、その轆轤の手がキレイということで設楽さんが買い付けたものだそうだ。俺は、とりあえずこれを買おうかと思っている。今回のセール品の中では設楽さん、のーとみの両方のオススメ。9000円。これは、10個近くはあったので、欲しい人には行き渡るのではないかと思う。写真の赤っぽいものの他、茶色の濃い感じのものも2個ほどあった。俺は、気楽に緑茶とか紅茶とか淹れるのに使おうと思っている。



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珍しいのはコレ。手のひらに乗るほど小さい偏壺。小さくて、やたら平べったい。大きいものだと良く見かけるけど、手のひらサイズなのは初めて見たかも。土の感じも悪くないし、かなり欲しいと思ったけど、使いこなすのは難しいかも。設楽さんが言うには、書をやる人なんかは、これを水滴に使うと良いだろうということだった。これは2個しかなかったから早いもの勝ちかも。7000円と価格もリーズナブル。



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縦長だとこういうのもある。これ、バランスと土味が良くて、ただ、これと色違いが、それぞれ1個づつしかない。これも、7000円。こういうの一個持ってると、茶壺のバリエーションが一気に広がると思う。底が少し広がってるので、お茶も美味しく入ると思われる。



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ある意味目玉と、設楽さんも言う、「パチ何道供」茶壺。海風號でも使われてる何道供の茶壺のニセモノ。でも、ちゃんと把手部分の膨らみは、中が空洞になってるとか、茶色の方なんか、かなり技術が高いとか、侮れないニセモノなのだ。これは、黒が2個、茶が5個、あと、黒と同じ形の茶色が3個。価格はメモし忘れて不明、7000円か9000円のどっちかだと思う。個人的には写真右の茶色が、出来が良くて好き。



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で、これは今回の俺のイチ押し。120ccくらいの小振りの、何と言うこともない茶壺だけど、設楽さんも「これは上手いですよ」と感心する出来。普段遣いの一人用に最適で、1個目の茶壺としても良いし、クリスマスプレゼントにも良いし、何と言うか、どこに出しても恥ずかしくない感じなのだ。土の感じも形も、大きさも文句の付けようがない。これも7個くらいはあったと思う。価格も7000円。このレベルだと、出るとこに出ると、かなりの価格になるらしいけど、セールなので7000円。これ、本当に安いと思う。



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これも目玉だと思う。スタッフのトモちゃんイチ押し。お店でも使ってた、ちょっとプリティ入った漢瓦壺のバリエーション。短めの真っすぐな胴と丸い漢瓦が特徴。注ぎ口がやけに可愛いのだ。これは、今の所、容量もミニ漢瓦壺に次ぐ小ささだし、漢瓦壺マニアは揃えておきたい逸品。ただ、これも在庫は3個のみ。価格も7000円とお手頃なんで、争奪戦かもしれない。



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小振りの石瓢壺は、入荷する度に、すぐ売れる人気モノ。今回も3個しかないから、すぐなくなるかも。5000円だし。今回のは、少し縦に長いタイプで、設楽さんによると、昔風のデザインなのだそうだ。普通の石瓢を見慣れている目からは、ちょっと新鮮な感じがして面白い。そう言えば、俺は小振りの石瓢って持ってなかったなあ。これは狙い目か。140ccくらいだと思う。



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そして、お買い得で言えば、今回のナンバーワンだと思ったのが、この団泥の茶壺。120ccくらいで、作りが丁寧で、使い込むと良く育ちそうで、しかもセール価格で3000円。持った時の重さのバランスも良くて、在庫もそこそこあって、中国茶淹れるのに茶壺の一個も持っておきたいという人にはピッタリではないかと思う。こういうの、何個か持ってて、口説きたい女の子にお茶付きであげたりするのもいいなあ。こういうのあげたいと思うような女の子に出会ってないのが悲しいけど。



と、このあたりが今回の新作の目玉。まだ、他にも1点ものも含め、色々あるから、まずは23日〜25日に海風號にGO!ということではあるけど、これで終わりではない。あとちょっと情報もある。


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まず、今まで海風號に飾られてた茶壺もかなり安くなっている。例えば、上の写真の茶壺は、正真正銘の民国壺。400cc近く入る大振りのものだけど、形がとてもカッコイイ。これ、35000円で売ってたやつだけど、何と12000円に。ほぼ3分の1だ。他のも3000円〜12000円で大放出。

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あと、海風號のオリジナル茶器からは、クワガタ茶壺が最終価格で定価の半額の9000円。オリジナル茶海も6000円のところ半額の3000円。ただし茶海は4個限り。

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あと、セール前からこっそりと安くなってた茶杯の数々。これ、全部、1個2000円で5個セット販売だったのが、1個1000円でばら売りOKになっている。これはモノは凄く良いから、この機会にいくつか入手して損は無いと思う。

あとの在庫については、応相談ということらしい。で、茶葉はセール対象外だけど、ふるまい茶が用意されて、飲み放題だそうだ。ケツメイシとか、ちょっと美味いプーアルとか、今、海風號には、ゴクゴク飲むと美味いお茶がいくつか来てるから、ふるまい茶には期待できそうだと思う。さらに、例のアラン・チャンのデザインによる茶缶のプレゼントも継続中。セール中は、何も買わなくても、缶だけ欲しかったら無料でサービスしていただけるそうだ。お茶飲んで、缶もらうだけでも嬉しいから、とりあえず、海風號に行ったことない、という人も、この機会に顔出すと良いかと思う。

海風號で会おう(by 寺山修司)。

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海風號には宋から猫とかも来る

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海風號には、神様も来たけど、猫も来た。しかも何か働く猫。このへんは宋のものらしい。宋と言えば、お茶がお茶として飲まれ始めた頃じゃなかったけ。文人画とか景徳鎮とか科挙とか、大体全部宋あたりから盛んになったんじゃなかったけか(調べてないから、全然ウソかも)。

お茶屋には、こっちの方が似合う。やっぱ戦国時代の神では異質過ぎる。好みはともかく造形はそういう感じ。墨壷の猫が、またいいんだ、馬鹿馬鹿しくて。設楽さんが「見つけた時、嬉しかったー」と言うのは良く分かる。道具として面白いんだ、これ。

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あと、この小さな猫と鳥も宋のもの。こっちは軽い。不思議なくらい軽い。デザインも軽い。で、造形が妙に洗練されている。ダサくないのだ。古いものによくある、野暮ったい重さがない。不思議だなあ。でもデザインって、そういうものかも知れない。古いからダサイではないもんね。

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海風號にやって来た神様

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北京から帰ってきた設楽さんに会いに海風號に行ったら、また凄いのがやってきていた。それが上の写真。何か博物館の年代測定を受けている本物お墨付きの、春秋戦国時代の品。何かの神像らしい。道祖神みたいなのではないかと設楽さんは言う。

春秋戦国時代って、三国志より前だよ。正確には春秋時代と戦国時代で、この像は後半の戦国時代のものらしいのだけど、この戦国時代の終盤に秦の始皇帝が中国統一。で、秦の滅亡後、項羽と劉邦の時代があって、漢王朝が生まれて、その漢王朝の末期が三国志。どんだけ古いんだ。最末期としても紀元前220年とか。

この造形の中で、面白いと思ったのが背中にもう一つ別の生き物が張り付いてるような感じになっている事。それが、この素朴なムードの神像に妖怪的な妖しさを加えている。で、そう思ってみると顔とかも妖しいんだ。可愛いようだし、恐いもののようだし。ああ、とても神っぽい。

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重いんだ、これ。もうズッシリ。手のひらに乗るくらい小さいのに。で、いくらで買ってきたのか聞いたら、またビックリ。これはもう妖怪だな。柳田国男先生によると、零落した神が妖怪だということだし。あとは、器物も100年使えば化けるわけで、ねえ、こんな2200年以上前の、しかも人形、それが神であっても化けてるはずで、化ければ、それは化物なのだ。

ということで妖怪好きの俺は大喜びしたと、そういう話である。造形的には、ちょっと「帰ってきたウルトラマン」の超獣に似てるかもしれない。こういうのを見ながらお茶が飲める店は、世界中探してもそうはないだろう。

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海風號のお休み

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いらっしゃーいの龍とカエル in 海風號

別に、毎日通っているわけではなし、多い時で週に1度か2度、少ない時は2週に1度くらいの頻度なのだから、1週間程度お休みになるからといって、騒ぐこともないのだけど、何となく、不安というか、物足りないというか、ちょっと寂しいというか、そういう気分になる。

今月は、恒例の茶芸師ツアーの引率で、設楽さんは中国に行くので海風號は17日〜23日まで休みになる。その次の週あたりには、新しい茶器なども届くわけで、それはとても楽しみなのだけど、それはそれとして、「海風號でお茶飲みたいなあ」とか「設楽さんと話したいなあ」とか思った時に、「あ、休みか」と思うのは、何となく堪えるのだ。

なんだろうなあ。まあ、好きな店というのは、そういうものなのかも知れない。春風秋月にはAndyさんが居ないみたいだし、そうやって好きな店が減っていくケースもあるわけで、設楽さんには元気で帰ってきて欲しいと、本気で思う。とりあえず、出発前にお茶飲みに行こう。

追記:ウチのカウンターがもうすぐ40万になりそうなので、恒例の40万アクセスに当たった方へ記念品出します。当たった方、カウンター周辺の画像を添付してメールしてください。たいしたことない記念品をお贈りさせていただきます。

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海風號夏のバーゲンセール通販編

何だか沢山の人の物欲を刺激し倒して終了したOZONE夏の大茶会2005。海風號でも相当安くなってたこともあって、漢瓦壺は小さいのも初期バージョンも全部売れたり、茶盤もほぼ無くなるなど、例年通りの好評。

ただ、それは会場に足を運んだ人だけのこと。大茶会に行きたかったという声を沢山聞いたという設楽さんの発案で、海風號では、通販のみのバーゲンセールが開催されることになった。これが、何と全商品送料無料で、大茶会以上の値引き価格。期間は7月22日〜29日の一週間。

そのバーゲンセールのめぼしいモノの写真を撮ってきたので、価格と一緒にご紹介するので、海風號に脚を運べない方、この機会にごっそりと、買い物とかして欲しい。全て早い者勝ち。連絡は電話かメールで海風號へ。「のーとみのサイトで見た、この写真の」といった注文でもOKだそうです。では、始めましょう。



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まずは、この文革の水平壺。もう残り2個のみ(と思うと、同じようなものを持ってる俺でも、買っとこうかなとか思う)。ホンモノ保証の文革壺で、サイズも100CC程度と、使いやすそうで、これが送料込みで15000円。


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大茶会で人気だった「くわがた茶壺」も、これが入手できる最後のチャンス。紫砂バージョン、団泥バージョン共に、残り3個づつ。どちらも通常価格18000円のところ、送料込みの10000円。もう作らないと設楽さんも言ってるので、本当に最後のクワガタだ。


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海風號オリジナル茶海も、これで最後。漢瓦壺の1回分が入って、液ダレの無い、とても機能的な茶海で、設楽さんが「使いやすくて、見た目も良い茶海は、ほとんど無いから自分で作った」というもの。俺も持ってる、この茶海は紫砂バージョンが既に売り切れ。残る団泥バージョンと朱泥バージョンが、それぞれ5個づつ残ってる。それを通常価格6000円のところ、送料込みの3000円。


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これは、どの茶壺も150cc程度のもの。海風號のカフェを利用した人には見覚えがあると思うが、カフェで使ってる茶壺と同じ系列のもの。これが、どれも3000円(もちろん送料込み)。普段使いや、初心者の人へのプレゼントに良いと思う。


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これも、カフェ利用クラス。で、ちょっと大きめで200ccくらい入ると思う。こういう茶壺で、ざっくり淹れて、ガブガブ飲むのがカッコ良くも、ラクチンで良いと思う最近の俺だ。どちらも4000円。


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同上の色違い。これもどちらも4000円。形がキレイだから、長く使ってても飽きない感じ。


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右の背の高い方の海風號オリジナル茶杯は、2個で4000円、左の景徳鎮の背が低い方の茶杯は、3個セットで3000円。どちらも送料込みだから、OZONEの時より送料分安い。しかし、あんまり数は無いから早い者勝ちかも。オリジナル茶杯も、これで終わりだと思うので、欲しい人はこの機会にゲットで。


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他にめぼしいものとしては、例えば、この文字入りの石瓢壺。大きさは横に置いたフィルムで判断してもらえると思うけど、大体、250ccくらいか。新しいものだけど、結構いい感じで、25000円のところを12000円。大きい茶壺の入門に良いと思う。


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この団泥の茶壺は、何か形が面白い。これは220ccくらいか。微妙な肌合いが珍しい感じ。10000円を5000円に。


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この手のひらサイズの小さな石瓢壺も可愛い。小さいながらも作りがしっかりしているので、幅広く使えそう。15000円を7000円。


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民国の小壺。これ、オゾンでも人気があって、微妙に形が違うものばかり、10個くらいあったのが、もはや残るはこの2個のみ(実は3個あったんだけど、俺がゲットしてしまいました。小さいのを欲しいと思ったのは久しぶり)。何か、風格あるんだ、これ。80ccも入るかどうかの小さいものだけど、凄みというか、何と言うか。どちらも、30000円を15000円。本気で早い者勝ちかと。


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この朱泥の120ccくらいの茶壺も面白いと思う。膨らみ方が特殊で、その微妙な感じが他には無い魅力。一見、普通っぽいのに、よく見るとヘン、というのは良い「ヘン」だと思うのだ。15000円を8000円。


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朱泥の、小振りの倣古壺。これは、一人でお茶飲む時の普段使いに最適だと思う。形が良くて、蓋が大きくて茶葉の出し入れがしやすく、適度に平たくて、適度に膨らんでて。これがどちらも10000円のところ5000円。


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この蓋の形が面白い茶壺(確か、牛の鼻がどうしたとかいう名前ではなかったか)も、12000円が6000円と安い。ボディのシェイプが良い感じで、お茶が美味しく入りそうな気がする。


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で、最後は今回の超目玉。さあ、どうだの、ご存知王寅春の線壺(だっけか?)。これ、37万円を大特価20万円ポッキリ。いいなあ、欲しいなあ。これ俺に買ってくれる人がいたら、一晩自由になるんだけどなあ。もはや、これは設楽さんからの挑戦状だな。


ということで、このあたりが今回の夏の通販のみ大セールの内容。何とも太っぱらというか、大茶会も終わったばかりで、何ということしてくれるか、困るアルヨ、みたいな感じでもあるが、やはり嬉しいことには違いない。さあ、すぐに電話だっ!

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初夏の海風號に北京からやってきた古玩

茶器じゃないけど、とても面白いものが入荷してたので、そっちも紹介。つーか、俺はこっちの方が激しく欲しいかも。



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何といっても好きなのが、この携帯ランタンみたいなの。設楽さんも「納富さんが好きそうなのを持ってきましたよ」と笑って見せてくれたのだが、それはとても当たりであった。折り畳んで、金属製のケースにローソクと一緒に入れておける、いわゆるランタンみたいなものだけど、ガラス部分の柄が色っぽくて、鎖部分も凝っていて、ちょっとセクシーな店先に吊るしたくなるような感じなのがまた。もう、「畳める」というだけでベタボレ。しかもまだ現役として使えるわけで、これ下げて、ロウソクの明り一つで凄い悪い女の人とセックスとかしたいもんだ。清末のもので、3万8千円。思ったより安くて気持ちがグラグラする。


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これは、鴨の親子をモチーフにした水差し。錫製で清末のものとは思えないくらい状態が良い。こういう意匠は設楽さんも初めて見たそうで、いわゆるミュージアムピースなのだそうだ。蓋の子鴨がやたら可愛いし、現役で使える状態のよさで、価格が28万円。フォトジェニックなのも、この水差しの魅力。肌合いというか錫の色がとても良いのだ。真鍮部分の金色もキレイ。


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これは、湯沸かし用のポットの三点セット。ロウソクを入れる炉の部分と、上のポット部分、炉を置くための木の皿、この三点が完全にオリジナルの状態のまま揃っているのは、とても珍しいことなのだそうだ。ポットの形も良いし、炉とぴったりと合うのもカッコいいし、使い込まれた感じの色合いも良い。これも清末で8万円。


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これは、厳重に作られた木の桶に入った高麗の碗。売却済みだそうだけど、これは何と言うか、お茶を点てたくなる茶碗だと思う。手への馴染具合が凄く良いのだ。某遠州流の師匠も「凄い」と言ってたし。


で、この茶器とか古玩とかは、まだ第一弾。今月末には第二弾もあるそうで、その辺は夏の大茶会でのお披露目になるのかも。ともあれ、今回は少数精鋭だけど、捨てが無いから、見応えあったー。このへんのアイテムについては、恵さんのBLOGに良い写真が載ってます。

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荻窪「ル・クール・ピュー」のこと

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写真は、「トリアスショコラ」1200円(5個)
「ル・クール・ピュー」
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-16-20
TEL:03-5335-5351 FAX:03-5335-5305
営業時間 月−金 7:30-21:00 土日祝 8:00-20:00

「ル・クール・ピュー」は、荻窪のすずらん通りに入ってすぐの右手にある小さなケーキとパンの店。資生堂の「ロオジェ」や「日航ホテル東京」など沢山の名店で活躍したパティシエ鈴木芳男氏の店で、チョコレート関連とか、野菜なお菓子などで有名らしい。等々の情報は聞いていたし、荻窪なら家からドア to ドアで20分くらいで行けるから、一度は行こうと思っていた。

先日、偶々荻窪でお茶を飲もうという機会があって、だったら「ル・クール・ピュー」に行こうということになった。で、行ってみて驚いた。ケーキが美味いとか、パンが美味いとか、それだけなら驚かない。驚いたのは、カフェメニューの、その価格。ショーケースに並ぶ様々なケーキから一つを選び、ドリンクメニューから飲み物を選んで、これで630円(税込)。うーん、安いと思った。

で、ふと、その下を見ると、「オーチャード」というメニューがあった。「お好みのケーキとお飲み物、クリームブリュレ or 冷菓、ハーフサンドウィッチ、チョコレート」で880円(税込)と書かれている。何となく目を疑った。どういうことだ?と一瞬、理解できなかった。何か見間違いか落とし穴があるに違いないと思った。何でこんなに安いんだ。目を疑っている最中に、一緒に行った人が「クリームブリュレ食べたいから、このオーチャード」とオーダーしている。しかも、張り切って「クリームブリュレでっ」とか言っている。

「後、お飲み物とケーキを選んで下さい」と店員さんに言われても、しばらく意味が分からなかったようで、ポカンとしている。で、しばらくして分かったらしく「え?ケーキも食べられるんですか?」と素っ頓狂な声を上げた。無理も無いと思う。何だろう、この低価格。しかも、ケーキもクリームブリュレも美味いのだ。その時は、俺は「ネグレスコ」(367円)というホワイトチョコのムースにラズベリーのソースが入ったケーキを、連れは「ショコラドール」(399円)という、300円台のケーキとは思えないほど見事なチョコのグラッサージュがキレイなチョコレートムースを注文。その二つに共通するのは、丁寧な仕事ぶりと、確実にワンランク上の美味しさ。しかも、そこそこ大きさもある。

パンも安い。しかし、かなりレベルが高い。レーズンパンもクロックムッシュも、ウチの近所の名店ルボアほどではないにせよ(値段も違うし)、アンデルセンとかホクオーとかヴィ・ド・フランスなどよりは明らかに美味しい。値段を考えると、ビックリするくらいの美味しさだ。

つまり、この店はデイリーユースの名店なのだ。キッチリと良い仕事がされたワンランク上のケーキやパンを、毎日でも買える価格で提供する店。毎日でも、美味いケーキやキッシュ、サンドイッチが食べられるカフェ。実際のところ、俺が本当に求めていたのは、こういうカフェではなかったか。何だか、凄く感動してしまったのだ。連れは、「あんまり人に教えたくない」と言っていた。俺もそう思った。お客さんは引っ切りなしに来るけど、土曜の昼下がりに行列無しで、5分程度の待ち時間で入れるのは、地元のお客さんに向けた地元の名店ならではのサイズ。安いからと大行列になっては興ざめではあるのだ。

写真の「トリアスショコラ」も美味いんだ。パンとシュー生地の間のような不思議な食感のチョコを練り込んだ皮に、クリームとムースの中間のようなチョコクリームが入っている。おにぎりのようなスタイルも可愛く、サイズもそこそこ大きい。これが1個あたり240円(税込)。チョコというより、ミルクとカカオの甘い融合物みたいな感じで、ケーキとパンの間の感じを楽しめる。こんなちょっとしたお菓子も色々売っている。

デイリーユースのパンやケーキを気軽に楽しめるカフェって、本当に無いよ、日本では。歴史の浅さもあるけど、どうしてもちゃんとしたケーキには特別感がつきまとって、カジュアルなケーキはコージーコーナーみたいなのになってしまうし。

かつて、ムーンライダーズの鈴木慶一氏が何かのインタビューで、普段街から聞こえてくる音楽の質が、その国の子供たちの音楽性を決定するという話をしていた。「まーるい緑の山手線〜」では、音楽性を育てる環境じゃないだろうと言っていたのだ。イギリスでは、自然に良い音楽が耳に入る環境があるのに、とか。

ケーキやパンについての感性も、デイリーユースの美味い店がどれだけあるかで決まるような気がする。そういう意味で、この「ル・クール・ピュー」のような店が増えることで、日本のケーキ文化は底上げされるのではないかと思うのだ。逆に言うと、こういう店が少ないから、いつまで経っても日常のお茶やコーヒーの時間の充実が望めないのだ。ああ、出来るだけ何度も行きたい。子供とか、奥さんとか、友人とか、色んな人と行きたい。

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海風楼のこと

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「海洋楼の蒸篭って、どのくらいの大きさなの?」と言いながら設楽さんが出してきたのが、何か色んなミニチュア茶器とかミニ関連グッズ。海洋楼の蒸篭くらいの大きさの茶壺と、それが乗る茶盤と茶杯。しかも、茶盤の中に茶壺・茶杯が収まるというミニチュア心をくすぐるものとか出てくる。流石海風號というか、海洋楼ならぬ、海風楼という感じ。

「中国は、昔からこういうの好きなんですよ」と設楽さん。「これは、古い奴ですよ」と、炉の上に茶壺というか土の薬罐みたいなものが乗っているミニチュアを出してくれる。さらに、茶器を飾る棚のミニチュアも出てくる。「これは高いよ」ということだった。しっかり作ってあって、確かに高そう。まあ原価から海洋楼とは違い過ぎるわけで、比べてもしょうがないのだけど、茶器のミニチュアが出てるなと思ったら、すっとそういうのが出てくるのは、何とも羨ましい。

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確かに、中国雑貨店とか中国茶屋とかで、ミニチュアの茶器はよく見かける。FormosaTeaConnectionのサロンにもあった。ルミさんは「小さいのも大きいのも値段は一緒なのよねえ」と言っていた。海風號のもそうだが、きっちり作られた奴は、大きいものより、むしろ高かったりもするのは、まあ当然である。価値は大きさじゃないというのは、食玩好きなら、スムーズに理解できるところ。

あ、それで思い出したのだけど、俺がまだ駆け出しのコピーライターだった頃、何かのパンフの仕事があって、その発注元は、とにかく時間がないから、数時間で全部書いてくれと言う。ちょっと普通では無理っぽい量だったのだが、せっぱ詰まってるから頼むと言われて、気合い入れて書いて、どうにか時間に間に合わせたのだった。で、ギャラの支払いになって、発注元が言うには、拘束時間が短くなったのだから、ギャラは半額にする、と言い出したのだった。ビックリした。本当に驚いた。驚いて、どうでもよくなって、「いいっすよ」と言って、そこからの仕事は以降受けるのを止めた。ああ、思い出しても腹が立つ。

だから、俺は小さくて丁寧な仕事には、大きいものより価値があると思ってしまいがちなのではあるのだ。


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海洋楼のこと

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「香港飲茶 海洋楼」、集めてます。やっぱ、海洋堂で飲茶というと、集めないでどうするという気になってしまって。息子も「実際に、店があればいいのにね」とか言いながら、レゴの人形と組み合わせてシチュエーションを作って遊んだりしている。奴は、12番の飲茶ワゴンの小姐が欲しいらしい。

KAIYODO.NETによると「本物の食品見本に使われているテクニック(透明感のある質感を表現するために半透明の薄皮の裏から色を塗る・・・など)を低コストのおまけで行うために、あえて料理ネタとしては単純なものを選んだ」ということらしいが、確かに、蒸篭とか使い回すパーツが多いからこそ、この価格で、このクオリティが実現できるのだとは思う。そして、それは成功してて、醤油の皿とか肉まんの具とかのリアリティはかなりのもの。

細かいことを言えば、蒸篭の底とか蓋とかも丁寧に作られてるし、チャーシューまんの具が皿にこぼれてるとことか泣けるギミックだ。お茶とかも透明パーツで表現してて、醤油差しの形のバランスの良さとかも、ちょっと真似できない美しさ。

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だからこそ、集めたくなるし、実際集めてしまうのだけど、文句も多少はある。何より、10番の中国茶セットの茶壺の形は、海洋堂としては失敗と言ってもいいのではないかと思うような造形だ。いや、底の黒ずみ方とか、何となく紫砂を思わせる質感とか、流石とは思う。でも、それだけにあの形は無いのではないかと。どう見ても美味しく入らないようなフォルムだと思うのだ。せめて5番の小籠包についてる茶壺みたいな感じにするか、茶海とのデザインバランスを考えるかして欲しかった。

あと、必ず付いてる茶杯も、出来れば一工夫欲しいと思った。箸袋とか凄まじく出来が良いのに、茶杯は形にも工夫が感じられない。茶托無しで良いから、茶杯には凝って欲しかった。つーか、このシリーズの主役は、やっぱ料理なんだなと思って、それが寂しかったのかも知れない。「飲茶」って言ってるのに、とか。料理へのこだわりと同じくらい、茶器に凝って欲しかったのだけど。

しかし、「飲茶」と言った時、人は料理とお茶、どちらが大事なのだろう。俺は明らかにお茶なのだ。お茶を飲むために、餃子とかつまむ。お茶が無ければ、料理は食べられないのだ。料理はなくてもお茶は飲めるのに。だから俺にとって「飲茶」は文字通り、お茶を飲むためのものなのだけど、もしかしたら、それは少数意見なのかも。うーん、考えたこともなかったけど、そうなのか。

で、海洋楼だが、1番「エビ蒸し餃子」、2番「ニラの蒸し餃子」、3番「金魚餃子と中国粥」、5番「スープ入り肉まんじゅう」、お持ちの方で譲っても良いという方、おられましたら、私の方にご一報くださると嬉しいです。

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「アコーディオン」海風號名品展02

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SETTIMIO SOPRINI CARDINAL(設楽光太郎コレクションより)

設楽さんがイギリスに住んでいて、ヨーロッパを中心に活動してた時代に購入したものだそうだ。「見た瞬間に、この美しさは買うでしょう」と思って買ったそうだ。イタリアの今もある老舗のアコーディオン&ピアノメーカーのものだが、購入したのはイギリスの骨董品屋だそうだ。

海風號で勝又さんとバンドネオンの話をしてる時に、「アコーディオンなら凄いのがあるよ」と言って出してくれたのが、コレ。お茶屋の裏に骨董の、しかしきちんと演奏出来るアコーディオンがあるというのが嬉しい。何てメチャクチャ。このメチャクチャな凄さが海風號の楽しさ。本当に色んなものが出てくる。

まあ、色々言うより、写真みて貰った方が早いかと思う。

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金なんだけど、それがイヤミじゃなく普通にゴージャス。で、祝祭の楽器としてのアコーディオンに何とピッタリなんだろうという、微妙なバランスに乗っ取った、派手とバカバカしさと美しさ。

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鍵盤の重さも、ベースキーの感触も凄く、ちゃんとした楽器で、澄んで歪まないけどデカイ音がキレイに伸びて、「このアコーディオンを弾くために、ちゃんとアコーディオン練習しよう」と思ってしまった。元々キーボード奏者だったせいもあって、アコーディオンが好きで、岡田徹によるアコーディオン五台のバンド「LIFE GOES ON」とか、今でも愛聴してるし、スティーブ・ジョーダンはライブにも行くし、CDも揃ってるし、シンセとかでアコーディオンをシミュレートして遊んでるし、でも、何か買いそびれてる楽器でもある。ちょっと良いの買おうとしたら、あっという間に50万円台だし。ああ、しかし、練習したい。あれ弾くためにも。

オマケ
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「訂婚證書」(設楽光太郎コレクションより)

中華民国時代の結婚証明書。海風號の裏からアコーディオンを発掘する過程で発見された、設楽コレクションの一つ。デザインが気に入って、骨董品店などで見かけるたびに集めていたそうだ。日本で言えば、大体、昭和20年代のものが中心。デザインも色々だし、場所も色々、筒も、この訂婚證書が入れられていたもので、ブリキ製。

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海風號模様替えコンペ開催

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設楽さんが飽きたのだそうだ。で、空間デザインは本職のはずだけど「自分のは分かんない」のだそうだ。で、どんな風に模様替えしたら良いかを色々と話した。多分、基本的なコンセプトは俺のも悪くないと思う。ただ、万引き対策的にはイマイチ。

ということで、海風號模様替え企画のコンペティションが開催されることになった。採用者には豪華茶器セットが贈られるそうだ。設楽さんが言う「豪華」だから、かなり凄いと思われる。賞品は文句ない。

基本アイディアだけでもいいし、イメージでもいいし、ちゃんとした図面でもいいし、海風號にある家具だけを使っても良いし、別の家具を導入してもいい。ともかく、海風號のあの空間を、どのように模様替えしたいか、その具体例を絵や図にして設楽さんに提出すること。

制約としては、柱は動かさないこと、壁を塗り替えるとか、リフォームではなく、あくまでも模様替えであること、設楽さんの逃げ場は確保すること、万引きなどのセキュリティも考慮すること、といった感じだろうか。まあ、設楽さんのインスピレーションに火をつけるようなアイディアであれば、何でも良いかとは思う。

こういうコンペなので、採用されたからといって、その通りの店になるわけではなく、あくまでも、設楽さんが行う模様替えのためのアイディアの元を提出するという企画。なので、実際に模様替えが行われた後で文句言ってはいけない。また、採用されたことを必要以上に威張ってはいけない。それさえ守れる人なら誰でも参加OK。プロアマ、個人、グループ、一切問わずのオープンコンペ。締切りは、採用者が出るまで。

さあ、まずは海風號に下見に行って、ついでに黄金桂とかプーアルとか飲もう。俺も真面目に参戦しようと思う(つーか、かなりネタ出ししたぞ、既に)。

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新年の海風號

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1月6日は、海風號の初売りというか、新年最初の日。ちょっと身体が空いたので、ちょっとしたお年賀持って遊びに行く。で、お年賀を渡したり、いただいたりしつつ、いつものようにだらだらと雑談。年明けののんびりした状態での海風號は、凄く身体に良いような気がする。で、正月早々、設楽さんと話してたのは下ネタだったりする。

上の写真は、年末年始に香港に遊びに行っていたという設楽さんが、「こ、これはっ」と言って持ち帰った王寅春の茶壺(奥)と、少し前から海風號にある、やはり王寅春の手による線壺みたいなの(手前)のツーショット。新しい方は、日常でも使えるサイズの倣古壺。実際、養壺というよりも実際に使われていた後があり、それが、丁寧に使われていたようで、その使用感が凄く良い。俺は、土の良さとか良くわかんないのだが、それでも、お茶が美味しく入りそうで、触り心地がやたらと良い茶壺だな、ということは分かった。迫力よりも品の方が勝ったプロポーションもカッコいいと思った。

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それはそれとして、新製品もあった。それが上の写真の茶杯。1個2000円(予定)で発売するらしい。低くて、平たい、薄手の白磁の茶杯。かなり薄く、かなり平べったい。写真見て想像してるより、もうちょっと平べったい。直径が結構あるから、かなり平べったさを感じるのだ。

設楽さん曰く「かなり香りが聞ける」とのこと。茶杯としては、あまり見たことが無い形だけど、このちょっとシャーレにも似た、実験器具にも似た、不思議な形は思わず手に取りたくなる魅力がある。何だろう、時々、こういうので茶を飲みたいと思ってしまった。発売が始まったら、少なくとも1個は買おうと思う。