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真鍮の盆と匙

Sany1249

真鍮は好きだ。五円玉とか、金管楽器とか、あの、金ほど光らず、何となく金属の中ではふにゃっとした質感があって、使っていると銅みたいに味が出てくる。というか、元々銅と亜鉛の合金だ。銅と錫だと青銅で剣になってたり、魔神になってたりして、何となく好戦的(だからといって10円硬貨が喧嘩好きというわけではないが)。銅とニッケル白銅で、金管楽器のバルブとかに使ってたと思う。真鍮より固い印象。

真鍮は黄銅とも言って、だから王道だとか、つまんない洒落も言える。洒落と言えば、海風號の設楽さんが「茶芸・アフター・トゥモロウ」とぼそっと言うので、倒れるくらい笑った。「ザ・デイ」は全部、茶芸でイケルわけで、そう考えると無闇に面白い。だからと言って、曽根崎真鍮とか、真鍮天網島とか、真鍮の首飾りとか、真鍮一おみおつけとか言ってよいというものではない。

黄色が強いのは亜鉛が多い真鍮で、赤みが強いのは銅が多い真鍮なのだそうで、上の写真で言えばお盆は銅が多い、いわゆる丹銅で、匙は六四黄銅といったところか。お盆の方は清朝末期くらいのものだそうで、もうしっかりと味が出てる。何か、この上に乗せて写真撮ったら何でもフォトジェニックという感じで。全体に赤黒く鈍く光ってて、ちょっと付いた緑青も良いアクセント。手に持った感触もたまんない。

真鍮に緑青が付くのは、銅が含まれるから。青銅の場合は、あれ空気に触れると緑青になっていくのよね、確か。だからか何となく青銅って緑青びっしりの印象がある。というか、緑青の緑を愛でるためにわざわざ作った合金が青銅という感じで(嘘だけど)。

茶匙や茶勺があんまり好きじゃないので、普段は適当に袋からざくざく入れたり、手づかみで入れたりしてるけど、さすがにそれではちょっとと思う茶葉も時々ある。なので、この真鍮の古い匙を茶匙代わりに使ってる。あんまり出番は無いけど、それでも「匙」という感じが不思議に懐かしいように、匙は古いものがカッコいいような気がして。

海風號の設楽さんが、また色々と北京から持ち帰っていて、その中に、上の写真の匙と盆もあって、匙は7000円、盆は25000円。盆が良くって。真鍮の良さが、とても直接的に伝わる感じで、匙は既に持ってるから今回は見送って、盆をゲット。何せ、五枚限定というか、五枚まとめて入手出来たのは凄く珍しい事だったようで、設楽さんも興奮気味。匙も、今回のが出来が良いので、もしかしたら買うかも。古いラッパみたいな色がたまんない。

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コメント

はじめまして。先日海風號にうかがった際に写真のお盆と匙を見せて頂きまして、とりわけ匙の柔らかい感じが素敵だなと思って拝見したので、こちらの記事に共感してコメントを書き込ませて頂きました。本当に、思わず欲しくなってしまうような魅力ある質感ですね。
(差し支えなければ…と思いますが、リンクを貼らせて頂きました。宜しくお願いいたします)

投稿: 小崙 | 2007.11.09 22:47

小崙さん、はじめまして。
匙の質感、良いですよね。

リンクはフリーですので、何の問題もないです。ありがとうございました。小崙さんのページも読ませていただきます。楽しみです。

投稿: のーとみ | 2007.11.10 05:51

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