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茶芸師の資格とお茶の勉強について考える

Ueno01
写真と本文は関係ありません。まあ強いて言えば旅繋がり

お茶に対して、どういうスタンスでいるかというのは、好き好きというか、スタンスごとに上下は無いはず。何せ、相手は喋らないし、評価も下さない。既に枯れかけた葉っぱだし。だから、自分がどう付き合いたいのかというだけのことだ。

お茶のプロという言い方がある。通常、それはお茶を商売にしている人を指す。ただ、この「プロ」という言葉はいくつかの意味があって、それが混同されているせいで、「プロ」という言葉のイメージが、何だかヘンなことになっているような気がするのだ。で、茶芸師の資格とかも、そのイメージの混同による「プロ」という言葉に対する行き違いみたいなもののせいで、おかしなものになってしまっているような気もするのだ。

お茶のような、嗜好品の世界では、お茶を商売のタネにしている人と、お茶が好きで飲んでるだけの人では、往々にしてマニアックなままでいられる「客」の方が知識も感性も高いことが多い。これは、作家より読者の方が、「作品」に対する愛情も理解も深いことが多いのと同じ。作り手でさえ、受け手をなめてはいけないのだ。

そう考えると、茶芸師の資格を持ち、お茶の店を持った人を「プロ」と呼ぶ場合、その「プロ」は、「それで商売をしている人」という意味しかない。そこには、「プロフェッショナル」という言葉に込められる「専門家」的な意味合いや、「精通した者」といったニュアンスは本来含まれない。もちろん、自らを「お茶のプロ」と名乗っている方々も、別に、自分を「プロフェッショナル」だと思っているわけではなくて、単に「商売人」として「プロ」を名乗っているだけのことなのだ。でも、実際に「プロ」と言った時のイメージは、言う人の思惑とは無関係に流通してしまう。

それで、「何だかなあ」みたいな印象を持つ「プロでない客」が増えてしまう。それが「茶芸師の資格」に対する反感とか、悪いイメージに繋がっていく。資格は、あくまでも「勉強した結果」であって、何かの免罪符ではない。ただ、「勉強した」という事実は、それはそれで尊いもので、だから、資格そのものについて、それを取った自分を誇るべきだと思うのだ。でも、それも日本人が日本で商売するために必須のものではないから、あくまでも自分の中で自信とか、最低限の店の信用として機能するものだろう。

そういうことを考えてると、海風號主人の設楽さんが毎年、茶藝師資格取得ツアーに同行される意味が見えてきたような気がした。あのツアーは、元々設楽さんはオブザーバーというか、単なる同行者というか引率者で、ツアーそのものは海風號なり設楽さんなりが関わっているものではない。では、何故、設楽さんが引率しているかというと、これはもう「プロフェッショナルであるプロ」として、「茶芸師の資格」と「プロ」の間に、どれだけの距離があるのかを、しっかりと見せるためなのだ。

だから、今年も行われる、このツアーは良いなと思うのだ。お茶の勉強だけでは気がつかない、個々人の「お茶と向き合う」「お茶と付き合う」姿勢が、常に設楽さんによってチェックされるわけで、そういう環境の中で取得した「資格」は、その資格がもたらすメリットの何倍も価値があると思う。だから、出来れば、商売とかと関係なく、お茶の勉強とか、中国でのお茶のビジネスの実際などに興味があるとか、そういう興味本位の人にこそ、参加して欲しいなと思う。

開催日時:平成18年10月29日日本発/11月5日帰国 7泊8日
研修場所:北京春潮茶文化発展中心 研修センター
宿泊場所:北京龍頭公寓   北京市朝陽区南新園西路8号
研修費用:初級・中級取得  280,000円
費用に含まれるもの;渡航費、宿泊費(朝食付き)
受講料、市内交通費、通訳費、教材費

以上の要領で行われるそうだ。申し込みは8月10日までに海風號へ。俺としては、単に旅行としてついて行きたいと毎回思うのだけど、スケジュールがなあ。ホテルも良いところだし(これが俺的にはポイント高い)。

追記
この一週間ほど、メールサーバーが不調だったようで、いくつかのメールが届いていないようです。もし、私にメール下さった方で、あまりに反応がなくて不安という方、お手数ですが、メールの再送をお願いします。現在は、復旧しているようです。

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受信: 2006.07.28 09:48

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