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海風號セール通販編速報

ということで、中々盛況の内に終了した海風號のクリスマスセール。なんでも、人気の商品は開店直後、なんと初日の正午を待たずして売り切れたらしい。ただ、予算の都合か、見落しか、結構良いものも残っているので、それらを遠方の方に向けてセール価格で販売してくれるそうだ(実は設楽さんが、秘かに通販用に確保していたものもある)。

その商品をざっとご紹介。どれも売り切れ御免の在庫限りなので、在庫の有無を確認して購入してね。あと、今回はセール品なので、送料500円(離島、一部地域は要相談)を負担して欲しいということだった。では、まずは、セールを生き延びた茶壺たちから。



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この、初期バージョン王暁健の漢瓦壺のクリスマススペシャルバージョンも若干数残っていた。17000円。正に早い者勝ち。



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驚いたことに、これ、1個だけ残っていた。7000円。思わず買おうかと思ってしまったけど、通販の目玉にしてもらおうと思って買わなかった。さあ、だれが手に入れる!


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これの茶色の方、何故か結構残っていた。黒い方は売り切れ。うーん、不思議だ。俺は茶色の方が好きなんだけど。作りも丁寧で、出来も黒より良いのに。7000円。


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この小振りの石瓢壺も残ってた。1個か2個だったけど。それにしても、これが5000円は、つくづくお得。容量は140ccくらいだと思う。



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クワガタ茶壺も、若干数在庫有。最終価格で定価の半額の9000円。茶海は売り切れ。



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あとは、例えば、この縦長で、ちょっと大きめ(200〜250ccくらい)の奴は、サイズがとても良くて、がぶ飲みする人が使うのにちょうど良い大きさ。マグカップ1杯分を1度に入れられるサイズで、しかも持った感じがとても使いやすそう。これは9000円。



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この倣古壺のような、ちょっと違うようなのも良い感じ。俺がイチ押しだった茶壺(俺が最後の一個をゲットして売り切れです)によく似たタイプで、それより少しだけ大きめ。7000円は安い。



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あと、この小振りの縦長のも可愛い。これも7000円。うーん、意外に、良いものが残ってるなあ。



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従来の在庫からは、この茶壺がお勧め。これは海風號スタッフのトモちゃんと俺の意見が一致したもの。土が凄く良い感じで、サイズは多少大きめだけど、茶碗とかで2人で飲むのに最適なサイズ。従来価格12000円が7000円と大幅ダウン。

という感じで、今回のセールに来られなかった方は、このあたりを狙うと良いのではないかと思うのでした。あと、恵さんのブログの写真見て「これ残ってますか?」と聞いてみるのも良いと思う。

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ラーメン屋 秀「マンゴープリン」&「凍頂烏龍茶」

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マンゴープリン 300円(本来は上にミントの葉が乗っています) 
凍頂烏龍茶 600円

ラーメン屋 秀
東京都港区赤坂2-17-58 福住ビル1F
TEL&FAX 03-5545-9488
深夜1時30分まで営業 日・祝休

美味い。何か、東京で食べたラーメンでは一番好きかもしれない。福岡と佐賀で育った俺にとって、とても懐かしい味であると同時に、懐かしさを越えた、「今のラーメン」としての美味しさもあって、もう夢中で食って、替え玉して、それもあっという間に食ってスープも完食。近所にあれば毎日でも通えるくらい好き。「ラーメン屋 秀」は、そのくらい美味いと思った。

AllAboutラーメンガイドの大崎さんの紹介で知ったお店だったのだけど、あの博多の名店だるまの東京進出店だと聞けば、行かずにはいられない。で、行って見たら案の定大好きだったと。無化調だから子供にも安心して食べさせられるし、博多ラーメンの基本というか、細目の固ゆで麺と、コクがあるけどサッパリしたトンコツ。だいたい、トンコツスープってさっぱりしてるもんなのだ。博多でラーメン食って胸焼けなんかしたことないぞ、俺は。いや、怒ることもないけど、久々に、ちゃんと美味しい博多ラーメンが食えて、とても嬉しかったのだった。

で、単に美味いラーメン屋なら、ここで紹介する意味は無いのだけど、何と、この店、女性も一人で入れるラーメン屋というのがコンセプトで、店内は明るいカフェ風だし、新年からは女性スタッフのみで作った新メニューも登場するらしいし、さらに、スイーツやお茶にも力を入れているという、一味違うラーメン屋でもあるのだ。ラーメン自体は、硬派というか、ガチガチの博多風で、一口餃子も博多風で(これが、博多の美味い餃子以上のレベルで感動的)、テーブルの上にはニンニクとかラーメンたれとかも乗っているのだけど、スイーツはスイーツでしっかり用意する、その徹底ぶりが、また俺好み。

スイーツメニューは、「マンゴープリン」(300円)、「杏仁プリン」(250円)、「ココナッツアイス」(300円)の三種類。今回は「マンゴープリン」を食べたのだけど、これがまた300円とは思えない(つーか足出てるんじゃないかと思う)美味しさ。硬めのプリンだけど、果肉たっぷりのジューシーな味わいで、たっぷりのミルクと一緒に食べるとまた美味い。フルフルのもいいけど、俺はこういう、しっかりと固まってるマンゴープリンの「プリン」らしさと、マンゴーを惜しげも無く使ってる感じのジューシーさは、マンゴープリンの本道だと思ってるので、ここのは大好きだ。

さらに、中国茶メニューまであって、プーアルとキーモンと大紅袍はスイーツとセットで500円。他に凍頂(600円)とジャスミン(500円)があって、どれもポットサービスでお湯のお替わり自由というありがたさ。1つのお茶をシェアできるのも嬉しい。で、デュラの小さな耐熱グラスのカップで飲むというスタイルも、何だかミニ海風號みたいで好き。凍頂を頂いたのだが、十分のレベルの茶葉だと思う。4煎飲んでも、イヤな風味が出てこない。やや青めだけど、ちゃんとラーメンやマンゴープリンに負けない風味もあって、ラーメン屋でこのレベルの中国茶が飲めるというのは、中々不思議というか嬉しいというか。

遅めの時間(8時過ぎ)に行ったせいか、混雑してるというほどではなく、ゆっくりとラーメン食べて、スイーツ&お茶ものんびり楽しめてしまう。その感覚が不思議だけど、とても気持ち良い。美味いラーメン食べてるから気持ちが温かくなってて、そのまま美味いお茶で余韻が楽しめる。こういう楽しさがあったんだなあと思う。ラーメン茶会が十分成り立ってしまう店なのだ。

ああ、またすぐにでも行きたい。そう思ったのは、リトルバンコック以来かも。

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海風號聖誕節感謝廉売速報

今年も来ました、海風號の聖誕節感謝廉売。期間は12月23日〜25日の三日間。早い話がクリスマスセールだけど、今回もまた、在庫整理ではなく、新着茶壺を大量に揃えてのセールになるらしい。という話を聞いて行ってきました、セール用茶壺の整理中の海風號

いつものように、大量の茶壺から俺が勝手にオススメだと思ったものの写真を撮ってきたので、ざくっとご紹介。今回は、120cc〜200cc程度の小振りのものが中心。即戦力系が多くて、オススメを絞るのが大変だったけど、それだけレベルは高いと思う。



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で、最初のオススメは、何とこの、初期バージョン王暁健の漢瓦壺のクリスマススペシャルバージョン。初期型と同じスタイルで土がちょっと良いものになって、少しだけ(3g)軽くなったもの。色も少し違っていて、前のが赤っぽかったのに対して、こっちは茶色っぽい。

これは今回の目玉商品なので、3日間のセール期間中、1日10個限定販売ということだ。価格は17000円。王暁健としては最安値になる。つーか、この価格は赤字だそうだけど、まあセールということでと設楽さん。王暁健の漢瓦壺は、本当にこれが最後だろうと思われる。



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続いて、このテイスティング用の茶壺みたいな形の茶壺。宣興製だけど手回しの轆轤引きで、その轆轤の手がキレイということで設楽さんが買い付けたものだそうだ。俺は、とりあえずこれを買おうかと思っている。今回のセール品の中では設楽さん、のーとみの両方のオススメ。9000円。これは、10個近くはあったので、欲しい人には行き渡るのではないかと思う。写真の赤っぽいものの他、茶色の濃い感じのものも2個ほどあった。俺は、気楽に緑茶とか紅茶とか淹れるのに使おうと思っている。



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珍しいのはコレ。手のひらに乗るほど小さい偏壺。小さくて、やたら平べったい。大きいものだと良く見かけるけど、手のひらサイズなのは初めて見たかも。土の感じも悪くないし、かなり欲しいと思ったけど、使いこなすのは難しいかも。設楽さんが言うには、書をやる人なんかは、これを水滴に使うと良いだろうということだった。これは2個しかなかったから早いもの勝ちかも。7000円と価格もリーズナブル。



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縦長だとこういうのもある。これ、バランスと土味が良くて、ただ、これと色違いが、それぞれ1個づつしかない。これも、7000円。こういうの一個持ってると、茶壺のバリエーションが一気に広がると思う。底が少し広がってるので、お茶も美味しく入ると思われる。



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ある意味目玉と、設楽さんも言う、「パチ何道供」茶壺。海風號でも使われてる何道供の茶壺のニセモノ。でも、ちゃんと把手部分の膨らみは、中が空洞になってるとか、茶色の方なんか、かなり技術が高いとか、侮れないニセモノなのだ。これは、黒が2個、茶が5個、あと、黒と同じ形の茶色が3個。価格はメモし忘れて不明、7000円か9000円のどっちかだと思う。個人的には写真右の茶色が、出来が良くて好き。



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で、これは今回の俺のイチ押し。120ccくらいの小振りの、何と言うこともない茶壺だけど、設楽さんも「これは上手いですよ」と感心する出来。普段遣いの一人用に最適で、1個目の茶壺としても良いし、クリスマスプレゼントにも良いし、何と言うか、どこに出しても恥ずかしくない感じなのだ。土の感じも形も、大きさも文句の付けようがない。これも7個くらいはあったと思う。価格も7000円。このレベルだと、出るとこに出ると、かなりの価格になるらしいけど、セールなので7000円。これ、本当に安いと思う。



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これも目玉だと思う。スタッフのトモちゃんイチ押し。お店でも使ってた、ちょっとプリティ入った漢瓦壺のバリエーション。短めの真っすぐな胴と丸い漢瓦が特徴。注ぎ口がやけに可愛いのだ。これは、今の所、容量もミニ漢瓦壺に次ぐ小ささだし、漢瓦壺マニアは揃えておきたい逸品。ただ、これも在庫は3個のみ。価格も7000円とお手頃なんで、争奪戦かもしれない。



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小振りの石瓢壺は、入荷する度に、すぐ売れる人気モノ。今回も3個しかないから、すぐなくなるかも。5000円だし。今回のは、少し縦に長いタイプで、設楽さんによると、昔風のデザインなのだそうだ。普通の石瓢を見慣れている目からは、ちょっと新鮮な感じがして面白い。そう言えば、俺は小振りの石瓢って持ってなかったなあ。これは狙い目か。140ccくらいだと思う。



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そして、お買い得で言えば、今回のナンバーワンだと思ったのが、この団泥の茶壺。120ccくらいで、作りが丁寧で、使い込むと良く育ちそうで、しかもセール価格で3000円。持った時の重さのバランスも良くて、在庫もそこそこあって、中国茶淹れるのに茶壺の一個も持っておきたいという人にはピッタリではないかと思う。こういうの、何個か持ってて、口説きたい女の子にお茶付きであげたりするのもいいなあ。こういうのあげたいと思うような女の子に出会ってないのが悲しいけど。



と、このあたりが今回の新作の目玉。まだ、他にも1点ものも含め、色々あるから、まずは23日〜25日に海風號にGO!ということではあるけど、これで終わりではない。あとちょっと情報もある。


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まず、今まで海風號に飾られてた茶壺もかなり安くなっている。例えば、上の写真の茶壺は、正真正銘の民国壺。400cc近く入る大振りのものだけど、形がとてもカッコイイ。これ、35000円で売ってたやつだけど、何と12000円に。ほぼ3分の1だ。他のも3000円〜12000円で大放出。

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あと、海風號のオリジナル茶器からは、クワガタ茶壺が最終価格で定価の半額の9000円。オリジナル茶海も6000円のところ半額の3000円。ただし茶海は4個限り。

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あと、セール前からこっそりと安くなってた茶杯の数々。これ、全部、1個2000円で5個セット販売だったのが、1個1000円でばら売りOKになっている。これはモノは凄く良いから、この機会にいくつか入手して損は無いと思う。

あとの在庫については、応相談ということらしい。で、茶葉はセール対象外だけど、ふるまい茶が用意されて、飲み放題だそうだ。ケツメイシとか、ちょっと美味いプーアルとか、今、海風號には、ゴクゴク飲むと美味いお茶がいくつか来てるから、ふるまい茶には期待できそうだと思う。さらに、例のアラン・チャンのデザインによる茶缶のプレゼントも継続中。セール中は、何も買わなくても、缶だけ欲しかったら無料でサービスしていただけるそうだ。お茶飲んで、缶もらうだけでも嬉しいから、とりあえず、海風號に行ったことない、という人も、この機会に顔出すと良いかと思う。

海風號で会おう(by 寺山修司)。

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伊勢角屋麦酒「ペールエール」

残念だが写真は無い。でも、あんまり美味かったので覚書としてでも書いておきたかった。三重県は二軒茶屋にある、伊勢角屋麦酒の地ビール「ペールエール」は、本当に美味かったのだ。で、その美味さの質がアルコールとしてのビールの美味さとは違うような気がして。

そもそも俺はビールが飲めない。炭酸に弱くて、飲めてもせいぜいコップ1杯を長い時間をかけて炭酸を抜きながら飲む程度。でも、味は結構好きなのだ。麦茶が好きだし、冷たい飲み物が好きだし、発酵モノも好きだし。でも、本当に量が飲めないからビアバーなんてのにも行けないし、色んなビールを飲み比べたりも出来なかった。

偶々、本当に偶々、ほぼ創刊から10年近く付き合ってきた某雑誌が休刊になるということで、その打ち上げに行ったら、そこは5種類の地ビールを飲み比べできるという店だったのだった。しかも、各テーブルに1リットルづつくらいのビールが運ばれて、それを5人くらいでシェアするというスタイル。これなら、1口づつ飲むことも出来るから、俺にも飲み比べが可能なのだった。

ということで飲んだ5つの地ビールは、どれも美味かったのだけど、中でも、この伊勢角屋麦酒の「ペールエール」には驚いた。蜜柑のような香りとほんのりと甘い口当たり、そして舌にしっかりと感じられる心地よい苦味。喉越しは爽やかで、飲むと口の中がさっぱりする。この感覚は知っていると思った。こういうとても美味い飲み物を他に知っていると思った。で、思い出した。

これ、バンブー茶館の美味い単叢を飲んだ時に似ているのだ。このフルーティーな口当たりとドライな苦さが合わさって美味いという感じは、俺が単叢に求めているものに限りなく近い。あんまり美味くて、これに限って、ほぼコップ1杯飲んでしまった。泡のキメが細かくてクリーミーで、シュワシュワしてないんで飲みやすかったということもある。

あんまり美味かったので検索したら、地ビールとして数々の賞を受賞した有名なビールだったようだ。1本(500ml)900円で通販でも買える。しかし900円は高いなあ。多分、1本を一人では飲み切れないのに。しかも、同じところが作っている「ヴァイツェン」(1本900円)も飲んでみたいのだった。これにレモン絞って飲みたいのだ。あと、ビールゼリーとか二軒茶屋餅も食ってみたい。お伊勢参りにでも行けということか。

誰か、大量にビール飲める人。伊勢角屋麦酒のビール会やりませんか? で、ちょっとづつ、お相伴させてください。

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神楽坂 花の「あんこ巻き」

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Photo by megmu@mame-en
あんこ巻き 650円

新宿区神楽坂6-8
TEL:03-3267-5478 日曜・祝日休

大体、俺は「あったかいデザート」が好きなのだ。しかも、甘いスープ状のものではなくて、固形物の温かいやつ。身近な所では「あんまん」とか「酒まんじゅう」とか「大学イモ」とか。中華だと、バナナとかの揚げた奴とか、カスタードと餡こをフレンチトーストみたいなので挟んだ奴とかあって嬉しい。フレンチだとクレープ巻き系。

そんな俺ではあるが、九州出身の悲しさというか、西日本文化圏の人間だからというか、「あんこ巻き」という食べ物を知ったのは、もう20才を越えた頃、生まれて初めて「もんじゃ焼き」を食いに行ったときだったのは、中々に不覚だったと思う。だって、もうこれはほrとんど俺にとっての理想のスイーツ。

ただ、あんこを小麦粉とかの焼いた生地で巻いただけ、というシンプルなものだけに、本気で美味い「あんこ巻き」はありそうで無い。つーか、そもそも、もんじゃ屋以外にあんこ巻きを置いてる店が少ない。そして、当たり前だが、もんじゃ屋は甘味屋ではない。そうそう美味いあんこが用意されているわけではない。かといって、甘味屋だと、意外に「焼く」技術とか、粉モノへのこだわりが低い。

というところで、「クリームあんみつ」が抜群に美味いから行こう、というお誘いを受けて向かった神楽坂の「花」という甘味屋。当然のように「あんみつ」が注文される中、ふと目に付く「あんこ巻き」。「あんみつが美味いというのは、餡こが美味いということ。そして、ここにはお好み焼きがメニューにある」俺の頭脳はフル回転した。そして、注文を口に出す。

「苺巻き、ください」

いや、季節限定という言葉と、餡こと苺のマッチングとか、最近のフルーツへの偏愛とか、フル回転する頭脳に色んな雑念が巻き込まれた揚げ句の事故のような注文。「それでいいのか」「いいんだ」と繰り返される自問自答。

「すみません、苺巻き、今日終わってしまいました」

そうか、そういうことか。世界は俺に「あんこ巻き」を食わせたいのか。ということで、食った「あんこ巻き」。注文の際、「あんこ巻きも無いよね。え? うどん粉はあるの?」という声が聞えた。ということは、このあんこ巻きの生地はうどん粉なのだな、と心の中にメモメモ。

で、美味いです。本当に美味いです。ここの店の餡こは、口当たりは凄く良い感じの漉し餡の滑らかさで、口どけも心地よく、でもふっくら炊き上がった小豆もたっぷり入っていて、つぶ餡の美味さも味わえる。そこに、ちょっとモチっとしていて、所々絶妙に焦げている生地の味が重なる。饅頭ではない、「焼いている」ことが美味しさに繋がる、「あんこ巻き」ならではの味わい。で、しっかり温かい。

上に乗ってる栗がまた抜群。美味い。そして、この味、このボリュームで650円ほうじ茶飲み放題というリーズナブルさ。餡こにほうじ茶は、もう卑怯なほどのマッチング。

地下鉄東西線神楽坂とかJR飯田橋とか大江戸線牛込神楽坂とか、まあ、そのあたりでふと温まりたくなったら、「花」に駆け込んで「あんこ巻き」を注文する。ほうじ茶でほっと温まる。多分、周りは100%女性なので、気恥ずかしさに、さらに体温は上がるだろう。で、このあんこ巻きである。甘いものでさらに身体は温まり、糖分で脳の活動も活発になる。ほうじ茶をがぶ飲みしたら、店を後にして仕事に戻る。今年の冬は、これがトレンドだっ。

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お茶はそうやってダラダラ飲みたいと思っているのだという話

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富士山が好きっ、というか日本では茶畑と富士山はセットもの

今日発売されたムーンライダーズの1976年のライヴを収めたアルバム「Moonlight Recital 1976」を、のたのたと海風號のプーアルを飲みながら聴いていて、「Beep Beep Be オーライ」が、まだ出来かけみたいで、アレンジも歌詞も随分「イスタンブールマンボ」所収のものとは違って面白く、中でもブレイク後の「もう恋なんて要らない」という部分が、この76年バージョンでは「もう珈琲なんか要らない」になっていて、「うーむ、恋と珈琲はダジャレにしてもキツイ」とか思いつつ、もうオッサンの俺は、恋と珈琲なら、珈琲がいいなあと思う俺は、しかし、もう随分長いこと、美味いと心から思える珈琲を飲んでいないのに気がついて、だから今プーアル飲んでるのかとか、不意に気がつく。

大体、仕事しないでお茶を飲んでいる時の思考なんてのは、大体、そんな感じで、読点はあっても句点がなく、ダラダラと言葉が繋がっていくのが基調で、その上にヒラヒラと言葉にならないイメージみたいなものが飛んでて、下の方にゆっくり流れる思考以前があって、ギリギリまで言語化なんかしてやるもんかと、頭の中の言葉マニアに意地張って見せて、その最中にも「うめえ」とお茶の感想が入ってきて、それは邪魔のような、重要なような、ともあれ、頭の中のグルグルのアクセントにはなって、そこから言葉ではなく、何かしらん答えのようなものがピカピカするけど、そういうのには騙されないようにしたい。

上の写真は、海風號で撮ったもので、設楽さん曰く「昔、駅弁に付いてた土瓶」で「バカみたいで可愛いでしょ」と言うことで、お茶を飲むための道具として大事なのは、そういう「バカみたい」感だと俺は思っているのだなということが確認できて、嬉しくて写真を撮って、いつかブログに、この土瓶に見合う文章を書いてやるぜ、と思いながら、そういう文章は、文章として成立した時点で、そんな莫迦みたいな気分は台無しになるのも分かってたから、どうしようとか、やはり引き続き、安い鉄観音と名乗っているだけの、でもがぶ飲みするには十分に大好きなお茶に、さらに氷を入れてキンキンに冷やして飲むのは、冬とはいえ、二台のタワー型パソコンがフル回転している俺の仕事場は、暖房も入れないのに暖かかったりするからなのだが、「暖かかった」は、実は「あったかかった」と読んでもらいたいのだけど、ルビはふれないブログの悲しさ。

ついでに宣伝。「やかんの本」と同時期に、iPodの本「iPod Fan Book Deluxe」(毎日コミュニケーションズ、1344円)を出しまして、これが自分で言うのも何ですが、多分、今ある世界中のiPod本の中でもトップクラス(クラスと書くのがあたしの良心)なので、きっと買っても後悔しないはずだと、やはり著者は著者だけに、そんな事を思っていますから、出来れば、iPodユーザーとかiPod欲しいと思ってる人は買ってくれると嬉しいのですが、この本も、あんまり本屋で見かけなかったりするので、下のリンクから注文出来るようにしておきますから、ほんと、よろしくお願いしますと、書いて終わろうとして思い出しましたが、最初に書いた「Beep Beep Be オーライ」を作ったかしぶち哲郎氏の「さすらう青春」という歌の歌詞を、かしぶちさんの許可を得て本の中に使わせてもらってて、そのことがかしぶちさんのホームページにも紹介されているのが、ファンとしてはとても嬉しく、文章が円環状に閉じて終わるのがまた、偶然か計算か、もう自分でも分からず。

iPod fan book deluxe
納富 廉邦著
毎日コミュニケーションズ (2005.12)
通常2-3日以内に発送します。

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お茶好きの立ち位置の問題

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どう飲んでも美味いお茶は美味いというような写真
Photo by megmu@mame-en

ここ数年の音楽関係とか落語関係とかのインタビュー記事や評論を見ていて、とても気になることがある。その一つは、インタビューなのに書き手視点での感想やコメントがやけに多いこと。しかも、それが妙にヨイショ風だったりして、インタビューそのものがとても読みにくい。何故、延々聞き手が喋ってるんだ、と思う。

もう一つは、聞き手が完全にミュージシャンや落語家さんサイドに立っていること。何故か、聞き手は客としてではなく、まるでスタッフか何かのような位置から、ミュージシャンや落語家の苦労とか聞き所の話を伝えたりしている。まあ、そういうインタビューもたまには良いかも知れないけど、文章書きとしての俺は、そういうのがとても気持ち悪い。

インタビューは、あくまでも作品を聞き手として受け止めた上で、よく分からなかった部分や、表現上疑問に思った点、そこに至る経過を感じさせるポイントを明確にするポイント、本人の目標と実際とのギャップや成功部分、失敗部分を明確にすること、などに関して聞いて、作品鑑賞のための知識の補完とか、より作品を楽しむ為の材料を引っ張ってくることだと思っている。

そのために重要なのは、簡単に相手の立場に立たないこと。相手ではなく作品と向きあうこと。あくまでも、聞き手であるという立ち位置を明確にすること。作り手と聞き手は、対等であり得るのだから、下から行く必要もないし、上からは論外。その代わり、作品とは本気で向き合う。つーか、もう何度も聞いたりする。で、最も大事なことは、作品が気に入らない人へのインタビューは極力避ける。やっぱ、好きじゃないとキツイことは聞けないわ(何度か失敗例有)。

お茶に対しての俺も、当たり前だが「客」というか飲み手として向き合う。だから、大事なのは、お茶そのもの。作り手がどうだとか、産地がどうだとか、製茶技術がどうだとか、産量が多いとか少ないとか、仕入れ値とか、流通とか、全部どうでもいい。というか、むしろ邪魔な情報かもしれない。そういうの全部関係なく、「ああ、美味い」とか「そうでもないか」とか言ってお茶飲みたい。

もちろん、お茶を売る人はそうはいかない。例えば、Formosa Tea Connectionのルミさんは、まず自分が茶農で飲んだ味で、お茶を判断してもらいたいから、サロンで自分が淹れたものを飲んでもらいたいと言う。それは、「自分が売りたいと思った味」を伝えたいということだ。間違ってはいけないのは、「茶農で飲んだ味」が正解だと言っているのではないこと。ルミさんの立ち位置は、「自分が気に入って仕入れを決めた味」を客に伝えるバイヤーとしての立ち位置。

これは、「中国ではこういうふうに飲んでる」と飲み方を押し付けたり、「茶農が飲んでるお茶だから美味い」と価値を押し付けたりする立ち位置とは全然違うのだ。きちんと自分の立ち位置が分かっていて、自分の分も弁えているわけで、だからFormosa Tea Connectionのサロンは面白いのだ。

愛里さんのところの品茶が楽しく心地よいのも、愛里さんが自分の立ち位置をはっきりさせているからだと思う。製茶にも関わっている愛里さんの場合、品茶するお茶全てに愛着があるのは当然だけど、それは自分の立ち位置から見た話であることを凄く理解しているようなのだ。で、その上で「品茶」は自分が好きな味を知ったり探したりする作業だと言ってくれるから、飲む方は安心して、お茶にだけ向き合える。で「うわ、キュウリ過ぎる」とか言える。

海風號の設楽さんは言わずもがな。設楽さんはよくお客さんの質問に対して「お好きなように飲まれればいいんじゃないですか」と言うけど、あれは、「ちゃんと自分でお茶に向き合えよ」というエールみたいなもんなんだと思う。実際、教えてもらった通りに飲むお茶なんて美味しいわけがないのだ。「ふーん」以上の印象は、自分で発見するしかない。味覚は自分のものだから。設楽さんは、そういうことを教える立場という、とても面倒くさい立ち位置を、多分優しいから選択してしまっている。難儀なことである。客としてははありがたいけど。

で、お茶を売る側の方々に、お茶にお茶として向き合える環境を作ってもらってるのだから、客としての俺らが、「茶農の人達の苦労」とか、「中国でのお茶の飲まれ方」とか、「コンテスト茶であるとかないとか」、「何年モノのプーアルだ」とか、そんな、「お茶の背景」を気にする必要なんてない。そのお茶を飲んで、それが自分にとってどんなお茶なのか、自分とそのお茶はどのように関係するのか、つまりは、「自分が飲みたい、飲み続けたい」と思えるのかどうかだけを考えれば良いのだ。それが「客」という立ち位置。

だから、当然のように「こんな美味しいお茶を作ってくれた茶農への敬意」なんて考える必要はない。むしろ、「美味い」と言うだけの方が、俺が作り手だったら嬉しい。モノを作るというのはそういうことだし。客に対して「この味が分からないなんて」と考える作り手は、作り手という立ち位置を外れていると思う。

コンテスト茶にしても、所詮は「作り手」の都合。どこかできちんと「評茶」という形で基準を設けないと、どういうベクトルでお茶を作っていくのかの判断が難しい。そこで、とりあえず「良い茶」という基準が決められる。その基準の中で厳密に審査が行われる。だから、その基準の中でだけ「コンテスト茶」は存在する。茶農の秘蔵茶というのも、結局はコンテスト茶の規模が小さいものだ。どちらにしても、「客」のスタンスからは関係ない(このへんのことは、別に「良いお茶って何?」という記事を準備中)。

結局、目の前のお茶が美味しく飲めるかどうかだけが問題、というのが「客」のスタンスだと思っている。で、美味しく飲む、ということに関して問題になるのは、茶葉の出来だけじゃないから、客は客で、その山ほどの基準からどれを選んで、どう感じるかという大変な作業を強いられる。その上で「美味い」と言うわけだから、それは、もう茶農とも茶商とも対等なスタンスなのだ。そう思って、胸張って茶を飲みたいと思うのの、何処が偉そうやねん!(逆ギレか?)。

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ここんとこのお茶メモ Part.16

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●俺がプロデュースした「やかんの本」が発売されてます。麻布やかん組合著、つまり渡邊かをるさんと設楽光太郎さんの本です。本屋ではシュリンクパックされてて中身が見られないようになってますが、絶対、損はさせません。買って下さい。詳しい紹介は、AllAbout「男のこだわりグッズ」サイトに書きますので、そちらを参照してください。あと、本屋に無いという話も聞くので、そういう方は以下のリンクで注文できます。

やかんの本
やかんの本
posted with 簡単リンクくん at 2005.12. 3
麻布やかん組合編著
ロコモーションパブリッシング (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

●上の写真は、夢の島熱帯植物園の売店に売ってた、トロピカルフルーツ羊羹シリーズ。各500円だったと思う。熱帯植物園というだけあって、マンゴージュースとかも売ってるし、温室の中にはスターフルーツとか成ってる。しかし、羊羹は微妙に高いので購入せず。誰か、俺に試食させてくれ。

海風號オリジナル茶壺シリーズから、漢瓦壺5号の試作品を預かって、今試用中。白磁の方でなくて、紫砂の小振りのもの。相当良いので、乞うご期待。15000円だそうだ。詳細は近日公開。その海風號だが、金奨鉄観音が売り切れている。入荷するまでは、白芽奇蘭とプーアルで乗り切りたい。

●しばらく更新していなかったからか、お茶に関する文章が書きたくてしょうがない。ネタが溢れていて、もうお茶が好きなのか、お茶の文章が好きなのか、よく分からない。ともあれ、しばらくマメに更新する予定なので、よろしくお願いします。

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伊藤園「ゆず緑茶」を飲んで寂しかった話

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柚子烏龍茶
Photo by megmu@mame-en

結論から言う。フレーバーティーというか、お茶に別の香りとか風味を付けた飲み物に関して、最近つくづく思う。

香りを付けるなら、しっかり付けやがれ!

ほんのり香るとか、奥の方で香るとか、かすかに香るとか、そんなんだったら、最初から香りとか付けるんじゃないとさえ思う。ジャスミン茶は、もうジャスミンの味がお茶の味を潰すくらいジャスミン臭い方が正解だと思うのだ。お茶に何かを加えるというからには、そのくらいの覚悟で作れ、とか。

いや、最初「ゆず緑茶」のペットボトルを見た時には本気で期待した。だって、あの伊藤園だ。「濃いめに淹れたミルクティー」とかを平気で商品化する、しかも我が家の近所に本社がある伊藤園だ。で、「ゆず緑茶」と言えば、俺が大好きな、韓国のゆず茶を緑茶で攪拌した飲み物だと思うのが普通だろう。柚子茶の向こうにほんのりと緑茶の苦味が迸る、あれ。

が、その正体は緑茶の奥にほんのり柚子が香る程度。何じゃそりゃ、である。柚子が味わいたい人にも、茶が飲みたい人にも中途半端。柚子味なら「ゆずれもん」とか飲むし、お茶なら「お〜いお茶」でいい。存在意義が分からない。

そういえば、台湾とかの柚子の中に茶葉を詰めたやつもある。この間、某自由気ままなお茶会で飲んで、「マズイというか、どうでもいいというか」という、お茶会にあるまじき感想を言ったな(余談だけど、もう最近は「マズイ」とか言ってはいけない人が出席してる茶会には行きたくないと本当に思う)。あれも、何と言うか、それなりに香りを付けるという方向のものだった。

そういうのが好き、という人がいるのは構わない。でも、着香を、一つのジャンルとして確立させたいなら、極端なほどに、過激に香りも味もつけてしまうべきだろう。そうしないから、いつまでも「着香」が香りを誤魔化す為の手段とか、悪いことのように言われるのだ。

「ゆず緑茶」と言うなら、柚子味は濃厚でないと、ただの「セコイお茶を柚子の香りで誤魔化したもの」になってしまう。それじゃ、寂しいじゃないかと、そういうことを考えて、とても寂しくなってしまったのだった。ペットボトル飲んでたそがれるオヤジは、あまりみっとも良いものではないのだから、寂しくなんかなりたくないのだ。

ということで、寂しかったから写真が無い。「ゆず緑茶」飲んでみたい方は、ローソン限定だそうなので、ローソンで探してね。

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