江南飯店「ココナッツプリンの蜜香烏龍シロップ」

江南飯店「ココナッツプリンの蜜香烏龍シロップ」(試作品)
初の江南飯店では、マンゴープリンも凄かったけど、それ以上に好きだったのが、この「ココナッツプリンの蜜香烏龍シロップ」。ココナッツプリンは、もしかしたらマンゴープリン以上に好きかもしれない(外れが少ないからかも)し、お茶を甘くして、なおかつ美味しく飲むというのが、最近の俺の興味の対象だったりして、それを凄い高い水準でクリアしてるもんだから、もう美味しくて、好きで、食べながらドキドキしていた。
この奇跡みたいなスイーツを作ったAndy高橋さん自身も「お茶を甘くすると美味しくないんですよね」と仰っていたように、お茶に砂糖入れたりするのは、基本的に不味い。俺が好きなフルーツティー的なものも、果物の甘さではなく、果物自体の風味にお茶の風味を加えてみたいとか、そんな試み。お茶請けを食べて、続いてお茶を飲んだ時の、甘さが、お茶ですーっと喉の向こう側に洗い流される時に一瞬感じる、お茶の味と甘味の融合の、その一瞬の美味しさを長く味わいたいという感じだろうか。
それが目の前にありました。だから一口毎に嬉しくって。お茶の苦さを活かしてあるあたり、お茶が好きな人が作った作品だなあと思う。だから、また好み。ただでさえインパクトが強いココナッツプリンと、かなり濃く淹れた蜜香烏龍茶を使ったシロップの組み合わせは、多分、かなり個性が強いもの同士の組み合わせ。ジャスミン茶と黒糖を遥かに越える、普通やんない組み合わせだ。それを思いつくというのが、何より凄い。そして、それを食べるチャンスに恵まれた俺も、我ながら凄いと思う。ありがたいというか。
お茶+甘いもの、という組み合わせが目指す一つの到達点だと思う。美味い羊羹を濃い日本茶でいただくような美味しさというのは、本当に儚いのだ。その美味しさを手軽に味わいたくて足掻いてるのが最近の俺の試み。で、その美味しさを、きちんと手間暇かけて皆が味わえるように普遍化したのがAndy高橋さん。凄いお手本をもらってしまったと思うと同時に、お茶の美味しさってコレだよ、と思ってるのが俺だけじゃないという安心感とか、可能なら、まだ他にも可能性が残っているのかもという希望とか、そんなのも頂いて。
しみじみ「お茶って美味いよね」と言えるようなお茶請け。それが、スイーツの本来だと、結構本気で俺は思っているのだ。それが具体的に形になっている初めてのスイーツが、この「ココナッツプリンの蜜香烏龍シロップ」だったのだった、俺にとって。
この日のデザートの写真については、恵さんのblogを参照のこと。相変わらずの名人芸です。
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コメント
こんにちは。
このデザート美味しそうですね。
ココナッツのさわやかさ大好きです。
南国のお昼休みみたいな味、しませんか?
> お茶の味と甘味の融合の、その一瞬の美味しさを長く味わいたいという感じだろうか。
ココよく分かります。
これを料理した方は、食べる前、1口食べた時、のどを通る瞬間、お腹で味わう瞬間、帰って思い出すときを想像しながら味を緻密に調理していったのでしょうね。
投稿: まほら | 2005.02.20 14:47
まほらさん、初めまして。
これは本気で美味いです。ビックリでした。Andy高橋さんも、メニューには入れられないけど、ランチとかでなら出せるかもと仰っていたので、もし、機会があれば、ぜひ食べてみて下さい。ココナッツ好きなら、なおさら堪えられないと思います。
投稿: のーとみ | 2005.02.25 01:36